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超大物実力派歌手のアニソン_4選_その2

昭和歌謡を振り返るシリーズ! 今回は「超大物実力派歌手」が歌ってるアニソンをピックアップしました。

その②「あしたのジョー」の主題歌
あしたのジョー』  歌:尾藤イサオ (1970)

作詞:寺山修司 作曲:八木正生

 尾藤イサオさんいいですね。こんなアニメとぴったりな曲および歌唱って他にあるのか? と言い切ってもいいぐらい最高ですね。
 尾藤さんは元々曲芸師で、その後ロカビリー歌手になった。当初はブルー・コメッツをバックに歌ってたらしい。あるとき尾藤さんが電車を乗り間違えライブに遅れ、しかたなく演奏専門だったブルー・コメッツ自信が歌ったら、盛り上がったので、歌えるバンドとしてデビューしたとか。

 俳優としても超一流ですけど、尾藤さんのヒット曲といえば『悲しき願い』ですね。まず1965年にアニマルズ盤をカバー。そして1978年のサンタ・エスメラルダ盤の『悲しき願い』をカバー盤してます。(ディスコ調)

1965年 アニマルズのカバー盤

1978年 サンタ・エスメラルダのカバー盤

 『悲しき願い』の原曲は「Don't Let Me Be Misunderstood」1964年にニーナ・シモンが発売。ヒットしなかったが、アニマルズがカバーし大ヒット。これを尾藤さんがカバー。1977年にサンタ・エスメラルダがラテン・ディスコ調でカバー、それを尾藤さんが最カバーしました。
 意訳すると『
私もいつも天使じゃないし、イライラもする 人生にはいろいろ問題があるの 心根は良くありたいと思ってるし 誤解しないでね それをあなたにぶつけるつもりはないわ だって愛しているから 
 日本語の詞とはかなり違いますが、日本訳詞もいいですよね。『誰のせいでもありゃしない みんなおいらが悪いのか』でしびれます。

「Don't Let Me Be Misunderstood」
ニーナ・シモン、アニマルズ、サンタ・エスメラルダもぜひ聴いてみて下さい。

追記
『ジョーの子守唄』を歌ってるのは”小池朝雄”さんです。

しぶい俳優さんです、悪役が多いかな。『緋牡丹博徒』とか『仁義なき戦い』とか出演してたな。一番有名なのは「刑事コロンボ」の吹き替え。ディアゴスティーニでDVDを全部揃えたのは私です。(新刑事コロンボは除く、あれはダメ、認めない)

作詞:梶原一騎 作曲八木正生 歌:小池朝雄



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