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叙情派フォーク・グループ_ 1-2/10

1.『20歳のめぐり逢い』 シグナル

   作詞:田村功夫 作曲:田村功夫 1975

【物語】男と女が巡り逢うが、女の身の上話を聴くと十代に命を賭けた恋にやぶれ手首を切ったらしい。 ♫手首の傷は消えないけれど 心の痛みは僕がいやしてあげる♫ ということで二十歳になって、過去など忘れて新しい男と出直すらしい。
 叙情派フォークの代表曲。暗い、暗すぎる。どっぷりこの雰囲気に浸りましょう。10代で手首切ったという設定ですが、不幸に酔いしれることができる曲。平凡な自分と比べてこういうドラマティックな曲にハマるのですな。当時ラジオで良く流れてた。
 

【グループ】京都を中心に、田村功夫、住出勝則、浅見昭男の3人で活動していたアマチュアグループ。1975年に、シングル「20歳のめぐり逢い」でデビュー。ロングセラーヒットとなる。1976年に田村功夫がスタッフに転身。稲垣達雄が加入し、3人で再始動。1981年4月にポリスターに移籍。シングル14枚、アルバム8枚リリース。1983年に解散。

2.『ひと足遅れの春』 とんぼちゃん

   作詞:竜真知子 作曲:市川善光 1975

【物語】作詞はプロ。 ♫ひと足遅れの春の匂いが いつかこの街にも届いたけれど 君との暮らしを失くした僕は 凍るような風の中♫ という男性の失恋の歌。
 作詞はプロの竜真知子、『あずさ2号』とか『アメリカン・フィーリング』の作詞者。フォーク調の歌をあえて作ったのでしょう。かなりイジイジした歌ではある。

【グループ】秋田県の高校の同級生だった伊藤豊昇と市川善光のフォークグループ。1974年全国フォーク音楽祭をきっかけにデビュー、当時ラブリー・フォークとも形容されアイドル的な人気があったらしい。シングル6枚、アルバム2枚リリース。1982年に解散。


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