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帰ってきた紅白歌合戦 第9組

【ダイヤと銀】

『ジョーのダイヤモンド』  朱里エイコ  
 VS
『銀の指環』  チューリップ

 第一回昭和紅白では『ルビーの指輪』と『星の砂』対決でした。『ジョーのダイヤモンド』と『星の砂」どっちにするか最後まで迷ったのです。

『ジョーのダイヤモンド』 朱里エイコ  
  (訳詞:なかにし礼訳詞  作詞作曲:ポール・アンカ 1977)
 朱里エイコはアメリカでも活躍しており、この曲はポール・アンカに直接頼んで作ってもらったそうな。日本人離れした歌唱力でした。

『銀の指環』 チューリップ  (作詞作曲:財津和夫 1974)

 チューリップの6枚目のシングルです。プロデューサーの意向で『心の旅』と同じく財津ではなくボーカルは姫野になった歌ですな。当時財津のプライドはズタズタだったらしい。

  おなじ指環ものの『ルビーの指環』(1981)と比べると素直な詞です。『ルビーの指環』は寺尾聡の外見や曲・アレンジはハードボイルドタッチですが、結構ウジウジしてます。詞は時制が3つあり複雑です。指環を送ったとき、別れるとき、そして2年が経ったときです。『枯葉ひとつの重さもない命』『孤独が好きな俺』とか言ってますが、直接淋しいとか辛いとかは言わない、でも2年も経ってるのに♫ベージュのコートを見かけると 指にルビーの指環をさがすのさ♫ あんたが「捨ててくれ」と言ったんだから2年後もルビーの指環している訳はありません。ベージュのコート着ているひとはいっぱいいるぞ。もう未練のかたまりですな。

出場者(25組)一覧表は以下
https://note.com/rock_n_soul/n/nd6396cb1d82c/edit


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