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親子や夫婦で盛り上がる「ホンマや!」の話

新関脇の「若隆景」
名前を発してみると、慣れていない人の大半が…噛む。

「わかかか…かげ」
「わか…たけかげ」
「わたかげかげ…」

いろいろ…噛む。
初めてこの名を呼ぶ人が、噛まずに10回言えた場面に未だ遭遇していない。

噛んでしまう人に、こう伝えると、まあまあ驚く。

【ドラえもんのモノマネで『若隆景』と言ってみてよう】

モノマネなんて恥ずかしいとやらない人でも、なぜかドラえもんならやる。

そして、どういうシチュエーションの時のドラえもんのモノマネなのかも、特に指示していないのに、大半の人が「四次元ポケットから道具を取り出す時の雰囲気」でモノマネをする。

それで「若隆景」を発してもらうと…

「わ か た か か げ ぇ~」

ここで、その人がどれくらいドラえもんに似ているかどうかという論点になることなく、噛まずに「若隆景」を言えることに、本人が驚く。

「え?なんで?なんで私がドラえもんになったら、噛まずに言えるん?」

…いや、ドラえもんにはなっているわけではないが、ドラえもんのモノマネだと、なぜ「若隆景」を噛まずに言えるのか…


検証1:ゆっくりと話すから

ドラえもんが、不思議なポッケから道具を取り出す時、道具名をゆっくりと唱える。

「そうか…ゆっくり言えば良いんだね。」

さて…

それならば、ドラえもんのモノマネをすることなく、ゆっくり言うだけで、噛んでしまいそうな言葉は噛まなくなるのだろうか?

「わ か た か か げ…」

なるほど…ゆっくり言うだけなら「若隆景」は噛まずにイケそうだ。

それならば…

「きゃりーぱみゅぱみゅ」は、ゆっくり言うだけで噛まないか?

うん…ある程度の割合の人は、ゆっくり言うだけで噛みにくくなるが…
それでも「きゃりーぱみゅぱみゅ」だと、まだまだ噛む人はいる。

「きゃりー…ぱむ…ぱみゅ」

あれ?ゆっくり言うだけでは、どうしても噛むのに…
なぜ、ドラえもんのモノマネをすると、「きゃりーぱみゅぱみゅ」も噛まないんだろう?


検証2:ドラえもんのモノマネの特徴

ドラえもんのモノマネをする時の特徴として、もちろん「ゆっくり話す」というものはあるが、もう一つ大切な特徴があることに気づく。

口角を上げて、話しているんだ。
笑顔をつくるときのように、口が大きく横に開いている状態だね。
無表情の時にはない、口の形をしている人が多い。

ドラえもんの声優を長く勤めた大山のぶ代(故人)さんの表情も、いつも口角を上げて、笑顔で語っていたよね。
実際、ドラえもんの口は、めちゃくちゃデカくて、口角上がっているしね。

そこで、ゆっくり言うだけでは「きゃりーぱみゅぱみゅ」も噛んでいた人であっても、口角を上げて…口を横に大きく広げて「きゃりーぱみゅぱみゅ」と言ってみよう。

今度は、「若隆景ときゃりーぱみゅぱみゅ」ということすら、大半の人が噛まずに言えるようになる。
 

結論:ぜひ身近な人との対話に

これを読み進めながら、実際に何度もドラえもんのモノマネをしてしまっているあなた…。

途中から「ホンマや!」みたいなことをほくそ笑みながら、「これ、誰かに言いたい」と感じているのではあるまいか?

それだとしたら、ボク自身もこのバカバカしいと思えることをガチで書いていて本望。

最近少し距離があるな~とか、ちょっと気の緩んだ何気ない話もしていないなあと思う相手がいたら、ぜひコレをキッカケに和んで頂きたい。

そして、話し相手とコレを話し終えた頃には、特にドラえもんのモノマネなどせずとも、自然と口角が広がっている気がするんだ。

日頃うつむきながら人の話を耳にしていたり、スマホを見ながら会話しているお互いの様子とは違う自分達がそこにいる気がするんだよね。

相手の口元、相手の目を見て、しっかりと笑い合う…。
職場でも、家庭でも、こういう時間を大切にしないとなと気づいてもらえると、こんな話、何の意味があるのというこのネタでも、充分な役割を果たしているだろう。

笑顔で語ると、案外言葉も噛まないし、相手とも話は噛み合うんだよね。

若隆景と、きゃりーぱみゅぱみゅと、ドラえもん…ありがとう。

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事業文化デザイナー
河合 義徳

#子供達は大人の嘘を見抜く天才達
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