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家庭・学校・職場の日常に潜む「相手を苦しめる言葉」

「言いたくないけど、あなたのためを想って言っているの!」

コレは、果たして躾と言えるか…。
本当に良かれと思ってのことなのか…。

この言葉を使う親は、我が子に対する「価値観の押し付け」の成分が約8割という自覚はあまりない。

空気の成分は、約8割が窒素で、酸素は約2割しかないことを引き合いに出すのは強引だが…子供に窒素だけを浴びせているだけなのかもしれない。

つまり、いくら正しい言葉であっても、子供にしてみると…「言いたいから言うんだけど、私の満足することはコレ!」と言われた感覚にしかならないので、過呼吸気味の苦しさしかない。
酸素も窒素も、いずれも過剰に摂取すると、人は死んでしまう。

親の満足ではなく、子供に合う呼吸リズムで、子供自身が納得する「自律」に目覚めることを待つ。

待つというのは、見守ることに近いのかもしれないが…

心構えとしては
「人に期待する(我が子に期待する)」のではなく、
「人を信頼する(我が子を信頼する)」ことなんだろうな。

これは、親子関係だけではなく、友人同士、職場環境、近隣関係でも同じことだから、自戒の念でもある。

とりあえず、人を信頼する前に…まずは未来の自分に期待したくなる日々の過ごし方を楽しんでみようと思うんだ。
そういう人が増えると、お互い価値観の押し付けをしなくなり、無理のない信頼関係が築ける社会になるのかもしれないよね。

Backstage,Inc.
事業文化デザイナー
河合 義徳

#サッと読める大男のエッセイ
#子供達は大人の嘘を見抜く天才達

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