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綺麗事上等!ロックな仕事観

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あたりまえのことが難しくなる一方、あたりまえのことが価値になる時代。だからこそボクらは、嘘のない自分達で生きていくために「キレイゴト上等!」で価値づくりに勤しむ。
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#美しい文化は心理的安全性の担保となる

親子で見出した「働く者のあり方」

経済活動のあるべき姿社会的に弱い立場の人々に、人より劣る・人と違うことに孤独感と焦燥感を植え付けておきながら、その救世主かのように存在し、個人を社会の一員に取り込むのが、資本主義独特の「包摂(ほうせつ)」なんだろう。 「包摂」は、ある一定の概念こそが「世の常識」だと誘導して、そこに多くの個人を取り込んでいくことと解釈しているが… 取り込まれる個人は、いずれ独自の感性と知性を失い、結局はいわゆる末端の庶民への負担と疲弊に寄せられて、特定の人にいろんなものを搾取されていく構造は

「やり方よりあり方」の誤解

◆あらためてアウトプットする理由「やり方よりあり方」という表現は、個人的にあらゆる場面で使い続けて、15年以上は経つだろうか。 使い始めた当時は、「はぁ…?」と見向きもされなかったことを考えると…最近では「ハッとさせられる!」と笑顔で応えてもらえることが増えたようにも思う。 もちろん、「やり方よりあり方」というのは、既に先人から認識されている「あたりまえ」のことのように思うので、誰かの専売特許的フレーズでもないが、ひと昔前に比べると、目にする機会がにわかに増えた。 まだ、「

粗利益の意味を間違えると心は働かない

「粗利益(あらりえき)」は何を意味しているのかということを、多くの人が間違えている。 確かに計算上では、「粗利益=売上高ー売上原価」で間違いないが、そんな頭で考えることよりも、心でどう捉えると良いのかということは、不思議と小中高生も、専門学校や大学でも学んでいないらしい。 組織の経営者、管理職、リーダーだけではなく、粗利益を目標としてノルマを課せられている働き手…その双方共に「粗利益」は何を意味するのかを履き違えていると、「心」が働かなくなる。 粗利益の意味は、最終章で語

自分を活かして生きる「決起」のススメ

主体性が認められにくい職場環境「自主的な人」は…会社では評価されやすい。 やらねばならぬ課題を明確にして、率先して遂行するし、短期的にやり遂げると「ヒーロー」扱い。 「主体的な人」は…会社では評価されにくい。 やりたい事をやり抜き、そこに意味を見出したとしても、成果が見えにくいから「ヘンタイ」扱い。 そのため、現場では上司先輩に「従順な人」であることが求められがち。 上司や先輩に従順に従っていないと「使えない人」扱い。 それは、「自分達は、日々の業務によって、どこにいる

合理的な歩み~言葉の混同は危険!

あまりに多い誤解効率化と能率化と合理化…この言葉を、どれも「一緒くた」にしていないだろうか?使っている漢字が違うのだから、それぞれの意味も当然違ってくると思わないか? しかし、文語よりも口語でのコミュニケーションでは「どれも似たようなもの」として、ごちゃまぜで捉えてしまう傾向がある。 それが擦り込まれて、脳が勝手に「同じようなもの」と思い込ませる。 いきなり話が逸れるが…「一緒くた」も、よく「いっしょくたん」と思っている人も多い。ボクも、少し前まで「一色単」と、間違った当

脱・戦略経営(勝ち組より価値組)

■戦う必要性を感じていないラグビー元日本代表監督・故宿沢広朗氏の「戦略は大胆に 戦術は緻密に」という具合に、ボクも気の利いた返しでもできれば良いが…その期待には応えられず、いつも次の通りに返答している。 戦略は本気で楽しむ・戦術は準備を怠らない 戦略は無邪気・戦術は心意気 戦略は生きざまに表れる・戦術は暮らしの中に宿る まあ、大体そんな感じ。 「相変わらず、言葉遊びがお好きですね」と、こちらがはぐらかしたかのような言われ方をされても…ボクらはそもそも、商いや事業活動に