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この国の常識を疑ってみる散文

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物事の捉え方や、言葉の意味を自分なりに掘り下げてみると、自分の思い込みだったことだけでなく、多くのオトナが誤解していたり、歪んだ常識に無関心になっていることに気づく。
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#がんばり方を間違えない

つなぐ つなげる つながる

手をつなぐ 手をつなげる 手がつながる これ…表現次第では、シチュエーションが大きく違ってくる。 「手をつなぐ」 本来切り離れるものではないことが、何かしらの事情で離れている時にひと続きにするもの。 人の絆や家族関係みたいなものか。 「手をつなげる」 はじめは別々のところにあったが、ひと続きとなったほうが良いと意思決定したもの。 恋愛関係やチームづくりだったりみたいなものか。 ケンカの仲裁なんかもそうかもしれない。 「手がつながる」 これは自分の意思とは別に、切

均質化社会から自分を解き放つと次世代を育む土壌づくりとなる

1.芯はしっかりしてる彼の「主体性」 先日、もうすぐ社会に出る一人の学生が運営するワークショップに参加しました。趣味の域を超えた彼の表現特技を、実際に体感できるワーク内容に関心があったからです。(そのワーク内容の詳細は端折ります) ワーク参加後に認識したのですが、その学生さんのお母さんの表現を借りると、彼は「適応障害も起こして不登校になったHSP」だそうです。 HSP(Highly Sensitive Person)は、生まれつき感受性が強くて人一倍敏感な気質のある人で

「がんばる」を考える

日本で学術書の翻訳会社を経営をしているフランス人との対話で、とても盛り上がった話を綴っておくことにする。 「がんばる」という日本語は、フランス語でどういう表現で訳すとよいのかが、とても苦労しているという話だ。 人を励ますという意味合い以上に、彼が感じた「がんばる」という言葉に漂う「日本人独特の空気」には、大いに疑問を感じており、それはボクら日本人が忘れかけていた「ある事」に一石を投じてくれている気がするんだ。 ■頑張るって…ナニ?彼の仕事上、適切な訳し方が求められるため、