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FE名古屋シーズンレビュー(2023-24) 杉本天昇 #10

ジメジメとした梅雨特有の嫌な暑さが訪れましたね。
今年は梅雨入りは遅い、夏は例年より暑い…などと言われていますが正直どうなんでしょうね?(ここ数年の天気予報は本当にアテになりませんのでねえ…😇)

さて、FE名古屋シーズンレビュー4本目はFE boysのセンターにしてドヤ顔の貴公子こと杉本天昇です。
梅雨の湿気に負けないように…張り切っていこう!

#10 杉本天昇

悩める天才シューター【及第点】

北海道、群馬と渡り歩き、昨季加入した新潟で遂に才能を開花させた天才シューターがFE名古屋に新加入。
FE待望の日本人スコアラーとして開幕前から期待の大きかった選手です。

開幕のvs.広島2連戦では16PTS、10PTSと期待通りの活躍を見せましたが、その後はやや低調モードに。
前半戦は時折2桁得点の試合もあったりしましたが、オールスター後はベンチを温める時間が増えてしまいました。
スターター2番ポジションを獲得した競争相手の相馬が開幕からハイパフォーマンスを見せており、チーム守備の強度の順応などへの課題を持っていたと思われる天昇は後塵を拝すこととなります。

それでも徐々に順応する兆しを見せ、相手が嫌がる粘っこいDFを見せてくれるようになりましたし、攻撃面でもスリーでの貢献だけでなくカットインしての素早い攻めを頻繁に見せるなどプレーの幅が広がりました。

12月中旬からの相馬負傷離脱時には2番ポジションの主力として頑張ったのですが、3月からの再びの相馬の負傷離脱時には佐土原にポジションを奪われてしまい、川嶋のコンボガード起用などもあって役目を果たすことが出来なかったように思います。

無得点という日が何試合も続き、「まさかこのままシーズン終了してしまうのか…?」と心配していましたが、第36節vs.富山グラウジーズGAME2の終盤に2本連続してスリーを決め切るという本来の姿を見せてくれたことにホッとしました。

本人もコメント等で若さ故の調子に波のある部分を課題として挙げています。
シューターというポジションである以上は失敗を恐れずにガンガンシュートを撃って欲しいですね。

本人的には低調なシーズンだったと思いますが、試合数(49→53)、FG%(39.9→42.2)と上がっているスタッツもあります。
しかしFGは試投数自体が396→223と大幅減の為、一概に上がったとも言いにくいです。
でも3P%(34.7→34.6)は高い水準を保っており、そこはシューターの面目躍如でしたね。

逆に数字を落としてしまったスタッツはかなり多く、PTS(8.9→4.5)、FT%(71.0→61.9)、AST(1.0→0.2)、REB(2.1→1.3)などが代表的なところで、特にPTSがほぼ半減してしまったのは大きな反省点かと思います。

攻撃力が長所の選手だと思いますので、そこが消えてしまったのは辛い。
とはいえ調子に波のある中でもノッている試合では手がつけられないほど攻守のキレを見せてくれていたので、いかに平均パフォーマンスを上げていくかが来季の課題でしょうか。

残念なお知らせが続いていたFE名古屋ですが、6/7のリリースで天昇の契約更新が発表されました!

今季は彼にとって不完全燃焼のシーズンだったことでしょう。
しかし雌伏の時を経て守備の強度やカットインなど新しい力を備えつつあるのも事実。
来季こそ本領発揮して他チームを震え上がらせるような活躍をしてくれると信じています。

またコート上以外でも活躍する姿を見せ、根來新之助などと共に積極的にベンチを盛り上げる役割もこなしてくれました。
しかし来季は根來、川嶋、相馬といった今季の雰囲気作りを主導してくれたベテランたちがいなくなります。
天昇(と浩陸)には何時ぞやのようにベンチが「お通夜」とならないように、しっかりと声出しや盛り上げを引っ張ってもらいたいですね。

サービス精神旺盛で他人を楽しませたり、イタズラしたり、周りをイジったり…憎めないところを沢山見せてくれた天昇。
来季も解説で来場するであろう川村卓也さんに気軽に絡んで苦笑させてくれることも期待しときます←

不動の日本人スコアラーの地位を築く為に…悩みを振り払え、天昇!

杉本天昇


それではまた次回noteで。アディオス👍

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