あたたかいナミダ【詩】

忘れていた

いや

忘れようとしてた

何のために伝えるのか

誰に対し伝えたいのか

伝えたいその相手は

このコエがきこえたすべての人なんだ

だからできるだけ簡単なことばを使って

伝えるんだ

悲しみの中にヨロコビがあることを

悲しみの中のヨロコビを

例えば涙流して泣いてるキミへ

「もう泣くな」なんてもう言わないよ

横に座って一緒になって

ポツリポツリとお話ししよう

その時にさりげなくこう言おう

ねえキミ

ナミダの流れはあたたかく感じないかい

涙流した後の頬は

少しあったかくなってないかい?

君はそういわれ気づくだろう

涙の奥にあたたかい

未来の灯の灯があることを

涙の海を照らしてくれる灯台のような

あたたかい灯があることを

そのことを忘れていたキミは

いまはじめて気づいたみたいにあたたかさを

感じるんだ

もしも 笑えなくても

ホラ 涙は あたたかくて その中にもきっと キラキラはある

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