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改めて感じた、「プロセスを信じる」重要性

こんにちは、世界中のヒトや組織の可能性を拡げたい、越智です。

2022年4月に新卒で入社し、あっという間に2年経ち、現在3年目です。
入社前には「ヒトを科学する仕事をしたい・勝つことだけでなく勝ち方にもこだわる会社で働きたい」と思い、アトラエを選びました(以下のnoteに詳しく書いてます)。


久々に読み返してみましたが、原点を思い出せたと同時に、当時の自分に自慢できるような仕事ができてるんじゃないかな〜としみじみしました。

さて、本記事では、そんな想いを持ってアトラエに入社した人間が、実際に働いてみて再認識した大事なことについて色々振り返りながらまとめています。すでにタイトルでネタバレしていそうですが、期待は超えるものだと思っているので問題はありません。ぜひ最後までお付き合いください!


そもそもどんな仕事をしているのか

「Wevox」という組織力向上プラットフォームのメンバーとして入社以来、日々奔走しています。事業内容がよくわからんぞ!?と思われた方は下記ページを是非ご覧ください。

書類上の職種は「データサイエンティスト」ですが、色々やってますw
ざっくりまとめると、"データやファクトを使って問題解決をする"というのが自分の仕事になっているように思ってます。

入社後の苦悩:ビジネスめっちゃむずい

正直、大学での研究よりもビジネスの方が圧倒的に難しいと感じました。
(難しい問いの方が燃えるのでありがたい限りですがw)

なぜなら、プロジェクトに影響を与える因子が多く、複雑に絡み合うからです。弊社内のリソースに然り、クライアント内の調整に然り、価値と対価のバランスに然り、検討要素は様々存在します。加えて経験もないので雲を掴むような状況です。しかも、正解があるわけではなく、事情もケースバイケースなので、都度都度の対応が求められます。

私がいた環境起因かもしれませんが、研究では「良い仮説と良い分析結果を出すことが全て、以上!」という感じだったので、意思決定のための情報の複雑さが全く違いました。

なので、「何が正解なんだよ、教えてくれよ」って当時は思ってました。

なぜ研究はシンプルなのか?

お待たせしました、徐々にプロセスの話に入ります。

「なんで研究はやりやすいのか?」を考えてみると、プロセスが体系化されているからだと気づきました。プロセスが決まっているので、全体感が見えやすく、まず何をすればいいかがわかります。例えば、私の研究分野だと以下のようにステップが進みます。

  1. 文献調査

  2. 仮説設定

  3. データ取得

  4. データ分析(内容次第で1や2に戻ってアップデート)

  5. 結果をまとめる、議論する(内容次第で2や4に戻ってアップデート)

  6. 論文執筆

なぜプロセスに従うかというと、何が正しいかを人間が決めるべきではないからだと解釈してます。残念ながら人間にそんな力はありません。なので、科学の世界では確からしさをプロセスで担保します。プロセスがしっかりしてない研究は、どれだけインパクトのあるテーマだろうと評価されません。

さて、ビジネスにもプロセスを持ち込めば、正解はわからなくとも確からしさを担保しながら仕事できるんじゃね?と思ってきますよね。

ビジネスや問題解決におけるプロセス

調べてみると、ビジネス(もっと広く言うと問題解決)でもプロセスのようなものは存在します。特に、前提の確認や構造の整理をして優先順位やイシューを決めることが重要であることがよく言われています。
(以下の本が個人的に好きです)

"仮説の段階でほぼ全てが決まる"という観点では研究と似てるな〜と思いつつ、研究のように"有意"が何か決まってるわけではなく前提条件も多いので、問題設定や前提の確認はなおさら重要なんだろうな〜と徐々に気づき始めます。まだ気づいてる過程でもあります。なかなか奥深いです。

プロセスを信じること

研究の世界では、有名な名言があります。Google scholarという論文を検索できるサイトのトップページにも表示されてるくらい有名です。

巨人の肩の上に立つ(standing on the shoulders of giants)

巨人(先人たちの膨大な知識)の上に立つことでようやく世界が見えてくるよ、と意訳・解釈してます。

経験が増えてくると、調べもせずにHowに飛びついちゃったりしやすくなると思いますが、それは浅はかです。ヒト1人が数十年生きて感じたことなんて、先人が積み重ねてきた知見や学問に比べるとちっぽけなものです。よって、経験ももちろん大事ですが、信じるべきはプロセス。驕ることなく、プロセスに忠実に、先人の知恵も借りつつ目の前の問題に誠実に向き合うのみ。HowやWhatに飛びつく前に、ちゃんとリサーチして、ちゃんと前提を押さえて、ちゃんと問題定義してWhyを固めるようにしてます。正直めっちゃ大変ですが、プロセスに忠実になってもうまくいかなかったら誰にもできないものなんだと思ってますし、そう思えるように全力でやるのみ、というスタンスになりました。

chatGPTに絵を書いてもらったら、立ってくれませんでしたw

最後に

なんか当たり前のこと書いてるな〜と思いながら、けど当たり前のことが一番大事なんだよな〜と、自分自身の思考もブラッシュアップしながら筆を進めていました。入社前のnoteを読んだ自分が感慨深くなったように、3年後くらいの自分がこの記事を読み返したときに「いいこと言うじゃん」と思ってもらえるように日々精進して身体に馴染ませられればと思ってます。もちろん、この記事を最後まで読んでくださった方にも何か一つでも持ち帰る学びがあれば幸いです。またいつかブログ書きます。



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