土地選びの注意点（建築可能かどうか）

山林近くの土地を探していると「市街化調整区域のため建築は不可」という文字を目にする。他にも自然公園内に建物を立てて、環境省から指摘があったなどのケースもあるので注意が必要。

建築士のビーバー先生が「斜線制限」について分かりやすくイラストで解説！第1回 用途地域について ～基本編～

■市街化調整区域

・都市計画区域とは、都市計画法という法律によって、　都道府県知事や国土交通大臣が指定するエリアのこと。都市計画区域は、「市街化区域」と「市街化調整区域」「非線引き区域」に分けられる。
　※都市計画区域の他には、「都市計画区域外」と「準都市計画区域」がある。
・市街化区域は、積極的に住宅や店舗などを建てる地域で、おおむね10年以内に市街化を図る地域
・市街化調整区域とは、自然環境を保つことを目的になった土地で住宅用地に向いていない。
　※市街化を防ぐため住宅建築にはさまざまな制限が設けられていて、新たに家は建てにくい地域

もうひとつ注意すべき点は、自然公園や国定公園の地域に入っていないか。
北海道の候補地付近の状況を整理すると以下HPで道内の自然公園マップが確認できる。

道内の自然公園の周辺マップ一覧 - 環境生活部環境局自然環境課

■国定公園
　ニセコ積丹小樽海岸国定公園
■自然公園
　富良野芦別道立自然公園
　道立自然公園野幌森林公園

自然公園内の土地の場合、建物の建設や木の伐採など届け出や許可が必要になる。

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/2/2/8/2/2/5/6/_/tebiki-2.pdf