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台湾の最高学府とされた台南孔子廟には古都台南の雰囲気が残る

2014年3月末に初めて台湾を訪問しました。前日、台北で遭遇したひまわり運動に驚いている間もなく、翌日は朝から台南に向かいました。台湾新幹線(高鐵)の台南駅から無料シャトルバスで在来線の台南駅に到着する少し手前で下車したのがこの孔子廟の前でした。同行した台湾の友人がここは台湾で一番古い学校だと教えてくれました。翌年、別の友人とお会いしたときにも同じくこの場所を案内していただきました。台南に出向いた人がまず訪れるべき場所がこの孔子廟なのでしょう。

後から調べてみると、1665年に鄭成功の息子の鄭経によって創設されたのこと。ここは台湾最古の孔子廟として、国家一級古跡に指定されています。トップの写真にある「全臺首學」は、台湾における学問の発祥の地であることを意味しています。1923には裕仁皇太子(後の昭和天皇)もここを訪問されています。

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孔子廟は朱色の外壁で囲まれています。

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こちらの下馬碑には「文武百官軍人及び平民を問わず、ここで馬を降りるべし」とあるように、ここから歩行で聖廟に入るように来訪者を導くことで孔子に敬意を表します。

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それでは中に入ってみましょう。

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こちらからは有料ゾーンだったかと思います。

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内部の紹介はこちらが詳しいです。

屋外では演奏会などが行われていました。

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敷地内には、ガジュマルの古木が生い茂っていています。こちらは特に大きかったものです。木のまわりにはリスをみかけました。

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孔子廟のすぐ近くに日本風の建築物がありました。1936(昭和11)年に大日本武徳会が武道を広めるために台南に設立した道場で台南武德殿です。現在では隣接する小学校の講堂として、また剣道場として使用されています。

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詳細は下記が参考になります。

こちらの訪問が出発点になり、この後、台湾のさまざま史跡や建築物、そしてグルメを見てまわることになります。


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