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大同電鍋の大同公司百周年のイベントに出向いてきました

台湾に出向くようになって大同電鍋に興味をもつようになり、日本からも購入できるようになったので、早速購入して活用しています。何となく昭和の古き日本を思わせるこの家電の開発には日本の家電メーカーの東芝が関わっており、東芝と台湾の大同公司(TATUNG Co.)が技術提携をして、1960年に台湾で発売されました。ちなみに台湾では電鍋をデングォと発音します。

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この電鍋はスイッチ一つで蒸気を沸騰させて、炊く・煮る・蒸す・温める・保温するの5つの調理ができる手軽さが注目されて、現在までに約1500万台も販売されています。日本では電子レンジが普及しましたが、台湾では小籠包などで「蒸す」という文化が受け継がれているのも、この手軽な調理器が長続きしている要因とも思います。台湾のコンビニでは、この電鍋が茶葉蛋(チャーイエダン)とよばれる煮卵を温めている光景をよく見かけます。

2018年3月下旬の台湾訪問の際、この大同公司百周年の展示会があるとの情報を台湾の友人から聞き、出向いてきました。会場は台北の中心にある「華山1914文創園区」とよばれる近年注目されているスポットです。この場所には何度か出向いていますが、日本統治時代の酒工場の跡地をリノベーションした空間ではさまざまな催しが開催されています。

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会場の入口には電鍋を模した蚊帳のようなものがありました。

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「設計初心 世紀彌新 大同100週年特展」の会場では、大同公司でこれまでに製造されてきたさまざまな家電の歴史から、最新の製品まで順番に展示されていました。

会場に入ると、歴代の大同のマスコットキャラクターが並んでいました。この大同坊やは台湾では大同寶寶(ダードンバオバオ)とよばれています。

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ここからが家電の歴史ゾーンです。電鍋だけでなく扇風機やテレビなどもあります。

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2階にあがると、最新のテレビや洗濯機、扇風機、空気清浄機等が展示されていました。

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もちろん、最新の電鍋などの調理機器もありました。

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ドラえもんがデザインされた電鍋もありました。

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そしてこちらの最新製品であるフュージョン・クッカーは無水調理などもできる優れものです。気になったので帰国してから購入しました。

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ご案内いただいた台湾の友人は、先着でもらえるミニ電鍋などのグッズを私のために並んでもらっておいてくれました。

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後日この電鍋を活用して、ジョイスティックで操縦できる電鍋号を製作しました。下記で動画を見ることができます。

ご案内いただいた台湾の友人です。謝謝。

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2019年10月、再び、大同公司のイベントに

MakerFaireTaipei2019に出展するため、華山1914を再訪したときに、また大同公司のイベントに遭遇するという幸運がありました。

入口付近には前回の蚊帳よりもバーションアップした電鍋があり、フォトスポットになっていました。そして、大同坊やにも遭遇しました。

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内部の展示は百周年とは異なり、最新製品の展示が中心でした。

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日本ではこちらから購入できます。台湾で売っているものと正面のデザインがやや異なるようですが。

最後に、大同家電【大同100週年特展:設計初心 世紀彌新】のプロモーションビデオを紹介しておきます。ところで、2020年は電鍋が発売されてから60年なのですが、何かイベントはあるでしょうか?

[追記]

2022年3月末、大同電動のガチャが発売されたので記事にしました。


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