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原鉄道模型博物館で開催された台湾の軽便鉄道展に

2017年の1月~3月、横浜駅近くにある原鉄道模型博物館にて開催されていた「台湾の軽便鉄道展」に出向きました。この博物館は原信太郎氏のコレクションを集めて2012年にオープンしたもの。経歴を拝見したところ、東京工業大学工学部機械科を卒業とのこと。大先輩ではありませんか。ちょうど、この年の3月下旬に台湾の阿里山に出向く予定だったので、とてもよい予習になりました。その展示を紹介していきます。

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台湾精糖111号巡回車

入口に展示されているのは今回の展示会のために台湾から運んでこられた台湾精糖111号巡回車です。1921年製の気動車で現在も台湾で動態保存(つまり動く)されているそうです。ここでポスターにも書かれているナローゲージとは狭い基準寸法ということで、日本国内の標準的な在来線が1067mmであるのに対して、ナローゲージはそれより狭い762mmしかない線路幅のことです。そして台湾ではこれらの鉄道がサトウキビや木材、石炭などを運搬していたのです。以前に沖縄でもこのような軽便鉄道を見たことがありますが、それも確かサトウキビを運搬していたものでした。

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内部の写真を次に紹介します。

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いよいよ中の展示へ

この博物館に来たのも初めてでしたが、鉄道模型の多さに圧倒されました。こちらが今回の展示のメイン会場です。中央に台湾の地図があり、まわりにさまざまな資料が展示されています。

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そして、原さんが1968年に台湾を訪問したときの貴重な映像が、当時としては珍しかったに違いないカラーで上映されていました。

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駅長室の模型もありました。

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2016年には原鉄道模型博物館と台湾・高雄市立博物館との友好協定が締結されています。その後、高雄の港には何度か出向いておりますが、鉄道車両基地のような場所の芸術地区の再開発が進められている光景も目にしました。

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2016年には台湾・高雄に台湾初の鉄道博物館である哈瑪星台灣鐵道館がオープンしたとのこと。ぜひ出向いてみたいです。

原鉄道模型博物館の公式サイトはこちらです。(新型コロナウイルス感染防2020年4月24日(金)まで臨時休館中です)

こちらの展示会を見てすぐに出向いた台湾・阿里山鉄道の訪問記はこちらです。


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