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台湾南部の名門校・国立成功大学でいろいろ見てきました

2018年9月に何度目かの台南訪問をしました。今回は国立成功大学の先生方との交流が予定されていたので、大学内も案内していただきました。台湾の大学は国立大学の場合、最初に国立と表記することが多いです。ちなみに成功とは、失敗・成功の成功ではなく、台湾の英雄で台南を中心に活躍した鄭成功にちなんで名付けられたものです。こちらの光復キャンパスは台南駅を降りてすぐのところにあります。他にもキャンパスはいくつかある、とても大きな大学です。

キャンパスに入るとまず目に入るのがこちらのガジュマルの樹です。台湾ではあちこちで見ますが、この木はキャンパスの中でも特に目立ちます。ここが「榕園」と名付けられているのは、1923年に当時皇太子だった昭和天皇が台湾視察に訪れた際に植樹されたものであるためです。その昔、この場所は日本軍歩兵第二連隊でした。国立成功大学が開校したのは1956年です。

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こちらは残念ながら台風か何かでやられてしまったようで、折れていました。

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それでは建物の方に行ってみましょう。椰子の木がありました。台北よりも暖かく南国の雰囲気です。

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キャンパス内の建物は同じ色が多いです。

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立派な建物ですね。

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台南駅の方向にはシャングリラホテルが見えます。世界のシャングリラホテルの中では格安で宿泊できるそうです。

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こちらにも大きなガジュマルが道路にはみ出しています。

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次に少し離れた成功キャンパスまで歩いてゆき、国立成功大学博物館を案内していただきました。こちらの大学の前身は台南高等工業学校でした。この建物はその時代の1933年に落成したものです。歴史を感じる建物でした。

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博物館には現在2600点あまりの所蔵品があるそうで、陶器、石器、木器、彫刻、織物など内容は多岐にわたります。鍵のコレクションが印象的でした。

私が特に興味を持ったのは、台湾の工業教育史が展示されている部屋でした。専門が技術教育・工業教育なもので。

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1931年に開校し台南高等工業学校には機械工学科、電気工学科、応用化学科がありました。当時の教材などが多数展示されています。

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日本統治時代には日本人の教師がここで機械や電気を教えていたと思うと、もっといろいろ調べてみたくなります。

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大学案内もいただきました。

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再度、全景を紹介しましょう。

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こちらは2016年に訪問時の写真です。自強キャンパスには機械工学や電気工学など、工学系の学科があるようでした。

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この他にもいくつかの施設を案内していただき、この後にロボット教育関係の講演をさせていただくのですが、また別記事に書きたいと思います。

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国立成功大学と成功大学博物館の公式サイトは下記になります。


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