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12年間のサッカー人生

僕は小学生から高校生までの
12年間サッカーをやりました。
その12年間で培ったものをここに記します。

小学1年生で僕は地域のサッカー少年団に入りました。
当時同じく1年生は僕を含めて4人でした。
2年生になり、5人、6人、7人とどんどん増えていき、10人になりました。
その中で僕はゴールキーパーの素質があると言われ、
ゴールキーパーをやることになりました。

最初はサッカーなのに手が使えるという
面白さを感じていたものの、
途中から、僕もボールを蹴って走りたいと思うようになっていきました。
それでも僕はゴールキーパーを続け、
チームは県大会優勝といった功績を残すようになりました。
僕のチームは2学年合わせて16人といった少人数だったため、ゴールキーパーは僕と歳下の子の2人で、僕が全試合出ているという状況でした。

5年生にあがるタイミングで僕は監督に
ゴールキーパーをやめたいと泣きながら伝えました。
この時、
初めてなにかをお願いするという経験をしたし、
監督が僕にすごく期待していたのが伝わっていた分、誰かを裏切る気持ちを大きく感じました。
それでも僕の心は晴れ、
グラウンドを走り回りました。

しかし、僕は試合に出られなくなりました。
今まではゴールキーパーでライバルがほぼいない状況だったので試合に出られていたが、
チーム自体が少人数とは言え、
ライバルが多くいる状況に身を置いたという感覚を感じました。

そこから僕は、学校が終わると誰とも遊ばずすぐに公園に行き、練習する毎日が始まりました。
日が落ちるまでずっとボールを追いかけ、
両ひざにたくさんのがんばりスタンプの後ができました。

そして、ゴールキーパーをやめてから初めての大会、
僕は右サイドバックを勝ち取りました。
そこからチームの調子はどんどん上がり、
地区大会優勝
県大会優勝
チャンピオンズカップというクラブチームも混ぜた県大会覇者4チームによる大会を決勝7-0という大勝

僕たちは岐阜県少年サッカーの歴史に残る最強チームとなりました。

そんな僕が小学生サッカーから学んだことは、
なにかを与えられることは、
誰かに期待されていることで、
それをやめるということは誰かを裏切ることになる。
誰かを裏切ってでもやりたいなにかがあるのなら結果を出さなければならない。
その結果を出すために、努力は必要で、
誰かよりも努力しなければならない。
シンプルで誰もが言ってるようなセリフの真髄に
小学生でたどり着けたのは、僕にとって
とても大きな財産になりました。

「誰かよりも努力すること」
これがサッカーが僕にくれたものです。

#スポーツがくれたもの

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