ロボット大賞 ワークショップ

(この記事は、2010/11/28 に公開された記事です)

ロボット大賞、今年から日本科学未来館にて開催。


来場した子どもたちにむけて、研究者やロボットにかかわる人たちからの手紙として自筆あり。


ロボット大賞審査員長を務めた工学院大学の三浦先生。
ETロボコン東京地区大会の顧問もお願いしており、毎年開会式にはご挨拶をいただいている。


こちちらは、産総研の比留川先生。
ロボット大賞ではソフトウェア分野も包括して審査していただけている。

2007年の「今年のロボット」大賞・優秀賞に選出された教育用レゴ マインドストームNXTを使った、親子ロボットワークショップを開催。LEGO Education、WRO Japan。


10組の親子で2時間みっちりを2セット。


ロボットを組立てて、動かしたいようにプログラムをつくってみる。つくったプログラムをロボットに転送。

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さーて、思ったとおりに動くかな。


みんながんばって動かした。親子ってのは不思議なもんで、いろいろな関係があって、ロボット教室にもいろいろでます。2時間ずっと一緒に考えて、うまくいかない時もいった時も一緒に感じあえたんじゃないかなぁ。親子教室はいつも発見があって、そして楽しい。

さて、こちらは今年のロボット大賞の展示。

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ジョイスティック式自動車運転システム

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障害を持つ方向けに運転しやすさをロボット技術で、というもの。現在はまだこれで日本の公道を走ることはできないらしい。安全性、法規制はまだまだこれからか。

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自動車組立て工場で使われる、わずか80Wで動貸せるロボット。バネの力を利用するらしい。左はスペアタイヤを車の後部に載せるロボット。大きな動力のロボットは危険でもあり、人とロボットの間には必ず間隔をあけてかつ仕切りをつけなれけばいけない。このロボットだと小さい動力なので危険が少なく、そうした仕切りも不要で、省電力かつ省スペースを実現。


こちらはロボット大賞では有名となっているファナック社の自動仕分けロボット。ものすごい高速で物体を識別して仕分ける。左は「げんこつ」シリーズで、小さく高速化に成功したものらしい。とにかく速くて正確。

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でました、イチゴ摘みロボット。いちごの収穫は中腰で長時間、実を傷つけないように注意をはらいながらという重労働である。WROによく参加される栃木の高校の先生のところにもイチゴ摘みロボットの研究依頼はあるそうだ。

このロボットは夜中に動いて朝までに収穫すべき60%くらいを自動で摘み取る。残りは人の手で摘み取る。うーん、デカイ。

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現在、人間の”姿”に一番近いとされるロボット。ここは人だかり。

展示、発表について。
子どもが見て夢のありそうな感じは少ないのである。アピール内容が「高機能、省電力、省スペース、軽量化・・・」とおなじみなところばかりなのである。それはここでやるべきアピールか?
日本科学未来館で土日にロボット大賞開催とは、それは子どもたちに見てほしい、将来にむかって、というものだろうと思います。でも、それにしては、展示して発表する企業人や研究者はほとんどスーツ姿、たまにジャンパー。うーん。 説明は小難しいことになってるし、質問にはわからない、私はその担当じゃないと言う人もいるし、マスクしたまま説明してたり、こりゃまあ、子ども向けにはなっとらんなぁ。結局、人が集まるのは人間に近い”姿”のロボットとあざらしパロとワークショップ。 
ちょいと発表基準を設けてはどうかと思った本日でした。

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