国際ロボット連盟、ワールドロボティクス2024サービスロボットレポートを発表
2024年10月8日、国際ロボット連盟(IFR)は、ワールドロボティクス2024サービスロボットレポートを発表した。
それによると、2023年にIFRの統計部門によって登録されたプロフェッショナルサービスロボットの売上台数は、30%増加して20万5000台を超え、ロボットの約80%はアジア太平洋地域からで16万2284台、次いでヨーロッパが3万3918台、南北アメリカは8927台となった。
物流用途で 11万3000台近くが販売され、業界は深刻な労働力不足に悩まされているため、強い需要を示した。また、ホスピタリティ用途では、5万4000台以上が販売され、モバイルガイダンス、情報、テレプレゼンス、さらには、食品や飲料の準備、公共環境でのガイダンスや情報ポイントなどで利用されている。農業用ロボットは、人口動態の急激な変化に伴う人手不足と、より持続可能な精密農業への需要により、ほぼ2万台が販売された。その他、プロ用清掃ロボットの市場は4%成長し、販売台数は約1万2000台に達した。
医療用ロボットの販売台数は約6100台に達し、リハビリテーションおよび非侵襲性治療用ロボットの販売台数は128%、手術用ロボットは14%、診断用ロボットは25%増加した。米国には世界で最も多くのサービスおよび医療用ロボット製造業者、199社が本社を置き、次いで、中国が107 社、ドイツが83社となっている。
出典:
2024年10月8日付 IFR Press Room(英語)
https://ifr.org/ifr-press-releases/news/sales-of-service-robots-up-30-worldwide
2024年10月8日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/service-robot-sales-climb-30-percent-worldwide-reports-ifr/