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東京羽田ヴィッキーズ23-24シーズンまとめ[酔狂自己満籠球備忘録#28]

さいたまブロンコス、東京羽田ヴィッキーズ、(たまにアルバルク東京)を応援している凡人バスケファンが、自分のためだけにバスケをいろいろ語りまくる気まぐれ連載企画、酔狂自己満籠球備忘録(SJBB)。

東京羽田ヴィッキーズの23-24シーズン振り返り、いまさらになってしまったけど書きました。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


🏀ろびんそんの23-24シーズン

こんなに推せるバスケ選手は今後あらわれないかもしれないと思っていた鷹のはし選手の移籍、これが僕にとってはとても大きな出来事でした。
ユノさんのいないヴィッキーズを果たして今までと同じように推せるのか。

その自問は、だけど、プレシーズンが始まったら一瞬で消えました。
ヴィッキーズの試合はやっぱり魅力に溢れていた。
そして千葉歩選手のプレーを観て、このひとは推せる!と確信しました。
結局やっぱり僕はヴィッキーズが好き。前シーズンと同じ熱量で応援できたか、というと、それはわからないけれど、少なくともシーズン終わりにこうやって語りたくなるくらいに、今シーズンも応援したつもりでいます。

現地参戦は2試合と少なめで、そんなやつがファンを自称して良いのかどうかわからないけど、回数に比例するとは思ってないし、自分なりということで、これからも楽しんでいきたいです。


🏀全試合まとめ

Wリーグサマーキャンプ[高崎]
7月15日(土) 負 トヨタ紡織 65-50 東京羽田
7月16日(日) 勝 東京羽田 73-62 新韓銀行
7月17日(月) 勝 東京羽田 89-59 鶴屋百貨店

Wリーグオータムカップ[奥州]
9月8日(金) 勝 東京羽田 75-61 紀陽銀行
9月9日(土) 勝 トヨタ自動車 67-68 東京羽田
9月10日(日) 負 東京羽田 64-86 日立ハイテク

Wリーグ 第1週[宇都宮]
10月14日(土) 負 トヨタ紡織 80-69 東京羽田
10月15日(日) 負 トヨタ紡織 71-67 東京羽田

Wリーグ 第2週[大田区総合体育館]
10月21日(土) 負 東京羽田 76-93 シャンソン
10月22日(日) 勝 東京羽田 78-75 シャンソン

Wリーグ 第3週[大田区総合体育館]
10月27日(金) 負 東京羽田 77-89 富士通
10月28日(土) 負 東京羽田 56-87 富士通

Wリーグ 第4週[大田区総合体育館]
11月4日(土) 勝 東京羽田 88-44 新潟
11月5日(日) 負 東京羽田 61-69 新潟

Wリーグ 第5週[帯広]
11月11日(土) 負 東京羽田 54-83 アイシン
11月12日(日) 負 東京羽田 62-73 アイシン

Wリーグ 第6週[山形]
11月18日(土) 負 トヨタ自動車 84-53 東京羽田
11月19日(日) 負 トヨタ自動車 75-63 東京羽田

皇后杯 2次ラウンド[平塚]
11月25日(土) 勝 東京羽田 73-68 筑波大学
11月26日(日) 負 白鷗大学 79-66 東京羽田

Wリーグ 第7週[名古屋]
12月2日(土) 負 三菱電機 62-57 東京羽田
12月3日(日) 勝 三菱電機 56-64 東京羽田

Wリーグ 第8週[大田区総合体育館]
12月22日(金) 負 東京羽田 46-64 デンソー
12月23日(土) 負 東京羽田 38-63 デンソー

Wリーグ 第9週[代々木]
1月2日(火) 負 東京羽田 70-71 日立ハイテク
1月3日(水) 負 東京羽田 67-74 日立ハイテク

Wリーグ 第10週[川越]
2月24日(土) 負 東京羽田 62-68 ENEOS
2月25日(日) 負 東京羽田 63-73 ENEOS

Wリーグ 第11週[大田区総合体育館]
3月2日(土) 勝 東京羽田 87-66 姫路
3月3日(日) 勝 東京羽田 91-62 姫路

Wリーグ 第12週[大田区総合体育館]
3月8日(金) 勝 東京羽田 88-69 アランマーレ
3月9日(土) 勝 東京羽田 76(OT)75 アランマーレ

Wリーグ 第13週[大田区総合体育館]
3月16日(土) 負 東京羽田 50-52 山梨
3月17日(日) 勝 東京羽田 65-56 山梨



現地参戦は富士通との第1戦と、ENEOSとの第1戦。どちらも敗戦です。

シャンソン戦の1勝が序盤戦のハイライト。
そしてその翌週、現地で観戦した富士通との第1戦も、敗れはしたものの善戦し、いける!という手応えを得ました。
しかし、翌日の第2戦では力の差を見せつけられる惨敗。
新潟には初戦をダブルスコアで快勝したものの、第2戦は惜敗。この試合は新潟サイドからすると今シーズン最高と言える勝利でした。

その後は連戦の疲労もあり、メンバーも揃わなかったりして苦戦が続きました。
お正月の日立ハイテク戦を終えた時点で、目標のプレーオフ進出はかなり難しい状況に。
直接的に順位を争うことになるアイシンと日立ハイテクから1勝もできなかったのが痛恨。選手たちも強く意識していたはずですが、とくにアイシン戦の連敗は、その後のモチベーション的にもキツかったのではないかと思います。


中断期間明けのENEOS戦、連敗したもののディフェンスで手応えを感じ、自信を得られる結果となりました。
対戦相手を考えれば残り試合はいけるはず!
最後のホームゲーム6連戦、6連勝はなりませんでしたが5勝1敗の好成績でした。
目標を果たせなかった悔しさを選手たちは忘れていない。だけど中断期間にしっかり取り組んできたことが、その後の8試合で発揮できた手応えはあります。
これをそのまま来シーズンに繋げてほしい。


続いてチーム成績を見ていきます。
平均得点と平均失点は、プレーオフ進出を逃した6チームの中ではいずれも最良値となりました。これは来シーズンに向けても光明。
スリーポイントの平均は、なんとリーグ全体で2番目。これはすごい。
鷹のはし選手と粟津選手が抜けたシーズンでしたが、チーム全体で補いました。

22-23シーズン 233/751 31.0%
23-24シーズン 214/731 29.3%

昨シーズンは鷹のはし選手が73本決めていて、これはリーグトップの成績でした。
今シーズンはずば抜けた選手はいなかったけれど、全員打って全員決めた。
厳密には昨シーズンより19本(57点)足りてないわけですけど、ツーポイントが昨シーズン408本に対して今シーズンは415本、さらにフリースローも昨シーズン229本に対して今シーズンは256本。このへんでしっかり補えていますね。

そしてリバウンドの平均も下位6チームで最多。
栗林さんの効果もあるけどそれだけじゃない。チームで頑張ってきたこと、取り組んできたことが、嬉しい結果になってます。
チーム全体でこだわってリバウンドをとりに行く、ヴィッキーズはリバウンドが見ていて面白いチーム。

というわけで、こだわって取り組んできたであろうディフェンス、スリーポイント、リバウンド、というところがしっかりチームの強みとして数字にあらわれていたのはとても嬉しいし、来季に向けても自信になります。
一方で、それを勝利に繋げられなかった、という結果でもありますね。接戦をものにする、勝ちきる、という課題が浮き彫りになりました。

手応えは得られるシーズンでしたが、これをいかに積み上げていけるか、というところが重要ですね。
メンバーが入れ替わる中で、やってきたことをどこまで継続していけるか、そしてさらなる底上げができるか。
これが意外と簡単なことではないし、どのチームもレベルアップするはずだから、それを上回るペースで進化していく必要がありますね。勝つために。
来シーズンもワクワクしていきたいです。


🏀選手別振り返り

#2 森 美麗

アーリーエントリーとしてプレーした昨シーズンもポテンシャルは見せてくれていたので、かなり期待は大きかったルーキーシーズン。
前半戦はプレイタイムが少なくて、もしかしたらコンディションの問題だったのかもしれないけど、悔しい思いはあったはず。
その悔しさをバネにしたかどうかは知らんけど、中断期間明けには大きな飛躍を遂げてくれていました。
意識して取り組んでいたであろうスリーポイントの成功率も急激に上がってオールラウンドに躍動。
やっぱりすごいポテンシャル。
将来のエース。ゆくゆくは世界を舞台にたたかってほしい選手。
ひとりだけ年齢が離れているのが気になってたんだけど、試合中に最年長の野町さんに直接アドバイスを求めにいく姿も見られたりして、頼もしさを感じました。
これからも楽しみです。

#3 岡田 真那美

17試合に出場、9試合はスタメン。
途中怪我による離脱もありながら、プレータイムは昨シーズンの121分から249分に一気に増えて、移籍1年目でキャリアハイのシーズンとなりました。
これですよ。なかなかフィットせず出場機会のなかった選手が、新天地で持ち味を発揮する、これがプロスポーツの移籍です。
泥臭いリバウンドもタフショットも、ヴィッキーズにはフィットしました。

#5 野町 紗希子

移籍前から応援していた選手です。
故障明けで実戦復帰したシーズン。
体を張ったインサイドのディフェンスもリバウンドも頼もしかったし、スリーポイントも決めるしフリースローも外さない。
在籍1年での退団は残念だけどまだまだプレーする姿を見ていたい選手です。
これからも応援させてもらいたい。

#6 星澤 真

屈指のオフェンスリバウンダー。
天性の読みと長い腕と絶対的執念。
キャプテンとしていろんな葛藤とかプレッシャーとかあったみたいだけど、これからも星澤さんらしくあってほしい。
最後はチームが良い方に向かってほんとに良かったです。

#10 軸丸 ひかる

軸丸さんにはものすごく期待していたシーズンでした。
それだけに、とても無礼な言い方だけど、素直な感想として期待外れに終わってしまいました。
足を痛めていたと知って、でもすっきりしたというか腑に落ちたというか。
相当強い思いで臨んだはずのシーズン。
思うような活躍ができているようには見えなかった。
その原因は怪我だった。
完治させて復活してほしいです。
謎の自由契約リスト入りだったけどその後残留が発表されました。
ヴィッキーズへの想いは人一倍のはず。
次のシーズンも期待してます。

#12 本橋 菜子

2シーズン連続で全試合出場、14試合でスタメン。
スタメンでもベンチスタートでも、1番でも2番でも、いつも頼もしかった。
OQTではわずか3分の出場で強烈な輝きを放ちました。
契約継続も早々と決めてくれたレジェンド。
オリンピックも頑張ってほしいし、もっと成長できる選手だと思ってるからこれからも応援し続けられることを嬉しく思っています。
何度も言ってるしこれからもずっと言い続けたい。東京オリンピックでナコさんのプレーを見て、この選手をもっと応援したい!って思ったのがきっかけで応援し始めたヴィッキーズです。
ナコさんが原点。ありがとうございます。

#13 穴澤 冴

13試合で75分の出場。
決して多くなかったけれど、183センチから柔らかく放たれるスリーポイントでファンを魅了。
これは、3年目の進化を期待せずにはいられない。

#14 樺島 ほたる

ラジオパーソナリティとしても開花したシーズン。
意外にもスタメン出場はゼロでしたが、全26試合に出場してポイントガードとして頼もしさが増したシーズンでした。
昨シーズンよりプレイタイムも増えて、得点もスリーポイントも増えて、ファウルは大幅に減り、アシストも増えました。
進化を見せた2年目。これからの成長にも期待が持てたし、ほたるが攻守でチームを引っ張る存在になる頃にヴィッキーズの最強時代が来る!と確信して楽しみにしていました。
それだけに突然の引退は残念だし寂しいけれど、選んだ道を応援しています。

#17 千葉 歩

サマーキャンプで一目惚れ。
このひとは推せる!と確信。
プレースタイルもクレバーだし、競技に取り組む姿勢もアスリートとして尊敬できるし素敵。
メンタルトレーニングの勉強もされていていろいろ発信してくれるので、参考にさせてもらいたいと思っています。
あらゆる距離のシュートをしっかり高確率で決めてくれるのが頼もしい。
岡田さんもそうですけど、前シーズンまでのヴィッキーズよりもバリエーションが広がった気がしていました。
移籍2シーズン目も大いに期待してるし、ずっと推し続けていきたい選手です。

#18 岡 萌乃

面白くて素敵なひとだというのは知っていたので、ヴィッキーズに来てくれることを知ったときは嬉しかったです。
プレータイムは山梨の時よりだいぶ減ったけれど、インサイドで体を張るベテランは頼もしかったです。
スリーポイントも打てるオールラウンダー。移籍1年での引退は残念だけど、次の人生も応援しています。

#21 尾崎 早弥子

5シーズンで引退。
この選手を語る上で22-23シーズンの大活躍は外せない。ビッグマン不在のシーズンでゴール下の覇者となってくれて頼もしかった。
キャリアハイとなった22-23シーズンと比較すると物足りないけれど、それでも23-24シーズンも25試合に出場して攻守で貢献。
代名詞のフェイダウェイを忘れることはありません。ありがとうございました。

#25 津村 ゆり子

前シーズンはヘルニアで出遅れたけど、23-24シーズンは全試合に出場して持ち味を存分に発揮。
誰が名付けたかハヤブサドライブ。
スタメンは6試合のみで大半はベンチスタート。出てくると雰囲気変わるワクワクがあるんだよな。
あと特筆したいのは、フリースローが30/33と高確率。
条件を満たしていないものの、タイトルを獲得した白崎みなみさんのパーセンテージを上回ってました。

#31 髙原 春季

怪我が多くて苦しんできた選手だけど、今シーズンは全試合出場、14試合でスタメン。
スリーポイントの数はチームで2番目。どんな時でもブレずに打ち続けるのが魅力。
川越で息子がサインボールをキャッチしました。
試合後も(たぶん)息子に向かってしっかり目を合わせて手を振ってくれて、そのとき醸し出していたマジアスリートの風格を記憶に焼き付けました。
これからもブレないマジアスリートハルさんを親子で応援していきます。
ちなみにゲットしたサインボールは我が家の寝室の、秋山翔吾選手のサインボールのとなりに飾らせていただいております。

#74 水野 菜穂

水野さんも全試合出場。
スタメンは前シーズンの25試合から今シーズンは12試合にとどまり、プレータイムは半減したけれど、攻守にわたって要所でしっかり活躍していた印象です。
シーズン前に結婚を発表して、もしかしたら今シーズン限りで?と心配してたから、現役続行は嬉しい!
好きなこと続けようスポーツを続けよう。

#77 栗林 未和

唯一の全試合スタメン。
得点、リバウンド、プレイタイムでチームトップ。
大黒柱として予想以上、期待以上の大活躍でした。
どこから語って良いかわからないほど、ほんとに全面的に躍動してましたね。
ずっと怪我に苦しんできた選手だから、まずは試合に出続けるっていうのが大きなモチベーションになっていたのだと思います。
再発の怖さと向き合いながら、ゴール下で体を張ってはリムランを繰り返して、それで全試合スタメンは本当に心からありがとうですよ。
満場一致MVP。


🏀いつか優勝する東京羽田ヴィッキーズ

来シーズンは2部リーグでのたたかい。
当然、優勝と昇格が目標になります。
同等か格下のチーム相手にしっかり「勝ちきる」ことを意識して、取り組んでほしい。
選手の入れ替わりはあるけれど積み上げはしっかりできるはずなので、今シーズンからさらに進化を遂げたヴィッキーズの躍動を期待しています。

そして昇格後に上位リーグでしっかりたたかえるようなチームづくりも、編成含めて取り組んでいかなきゃいけないってことになりますね。

クラブとしては、今年度からU15が創設されて、さらに地域に根ざした活動が展開されていきます。
将来構想ではU18もできるみたいですね。時代が追いついてくるのはもっと先になりそうだけど、ユースチームの活動をトップチームの強化に繋げるってところが実現してくれば面白くなります。

地域密着型のプロクラブとしてはWリーグ最先端。
こういうチームが上位に入ればWリーグはもっと面白くなります。
ヴィッキーズがWリーグを面白くする。そのために勝たなきゃいけない。
この考え方はヘッドコーチも同じ想いだから嬉しいし推せる。
東京羽田ヴィッキーズはいつか優勝します。
方向性がブレなければ、それまで応援し続けたい、と思ってます。


今日もありがとうございました。
それではお聴きください!
リュックと添い寝ごはん『ほたるのうた』

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