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"プレゼント企画"を辞めた話

すこし前の話なんですが心の中にずっとモヤモヤがあったのと、こっそりとプレゼント企画を辞めていたんですがそこに至ったきっかけを話していなかったと思うので、今日はその話をしたいと思います。



「プレゼント企画」って?

企画内容は人によると思うんですが、私の場合はSNSのフォロワーさんが区切り良い番号(100・150とか)になった時に、記念企画としてフォロワーさんからリクエストを貰ってイラストを描いて発表したりしていました。絵描きさんの中には原画をプレゼントしたり、アイコンを描く企画をやっている方もいますね。

また、学生時代には比較的時間もあったので暑中見舞い・年賀状企画も積極的に行っていました。


原画プレゼント企画

あるタイミングでSNSのフォロワーさんの数字が大台になったのと、自分が忙しくなったりフォロワーも増えた為に暑中見舞いや年賀状企画が難しくなって、なかなか原画を渡す企画ができていなかったので、せっかくだしプレゼント企画をやろう!と計画しました。
その時はちょうどアナログでファンアートをポストカードサイズで描いていたので、希望者の方から抽選で1名様にその原画をプレゼントすることに。


衝撃の一言

企画発表後、希望者が有り難いことに2名以上いたため抽選をして、決まった方にDMをしてやり取りをし、原画を送りました。
(ちなみにその方は私を前からフォローしていて、私の方からはフォローを返していませんでしたがファンアートを描いていたソシャゲ内ではフレンドとして繋がってたので存在は知っており、ファンアートも見てくださってたのも把握してました)

そして原画が無事に届いた報告をDMでくださり、原画届いた報告のツイートもお見かけしたので喜んでもらえて良かったよかった…と油断していました。
後日、その方からDMが届きました。  

「ちなみになんですが、こちらが送った住所の情報を悪用したりしませんよね?」
 
………ん?


腹も立つし悔しかった

なにを言われたんだ?と思い再度DMの文章を確認しましたが、そんな旨のメッセージでした。(もう当時のDM消してるので一言一句あってるわけではないですが、言われた内容は100%合ってます)
たしかにDMから情報を聞き出し、悪用をする方はいらっしゃるんだと思います。引っかかってる人もいるんだとは思います。それはそれとして、

自分の命削って描いた原画を送っているのに、そんなことすると思うのか…?

と疑問が浮かびました。
私は住所を取り扱う企画はご本人に送ったものが届いたのを確認してから必ずDMの履歴を消すようにしていましたし(連絡された時にはちゃんと情報消去済み)、1度住所の情報を聞くことになるのは前もって企画要項に書いていました。
しかもその方、なんならその前に違う企画で住所のやり取りをしたことがありました。(勿論その時の情報は消去済み)
なのでなぜ?という気持ちしかわかず…

何より悔しいのは、そんなことを言ってくる人にもう原画を届けてしまったこと。
住所を聞くときにそのことを言ってくれればあなたに原画は送りませんと言えたし、原画を欲しいと言ってくださってた他の方に渡せたのに。流石に送ってしまったものを送り返せとも言えず。
自分が信用されなかったのも悔しいですし、他の方へのチャンスを逃したのも悔しかったです。

この一件があってから、プレゼント企画をするのは辞めようと決めました。


そのあと、どうしたか

その後その方にどう対応したかというと、
・聞いた情報を悪用なんかするわけない
・既に聞いた住所の情報を消している
・そちらの質問はこちらに対してあまりに不誠実な質問であって、不快な気持ちになったこと
・そもそもこっちも自分の住所書いて送ってるのにあなたは悪用するんですか?と言う質問

こちらを幾つにもオブラートに包んで、DMを送らせていただきました。
お相手からは私の住所を悪用することなんてない、言い方が悪くてすみませんと謝罪のDMが来たので、この話を終わりにしました。(相手がどこまでこちらの気持ちを受け止めたかは分かりませんが)

正直当時にこの話を表立って言いたかったぐらいなんですが、お相手の方が明らかに年齢が若いこと(発言から学生さんなの分かる)、狭いゲーム界隈のなかで自分が発言してしまったら自分たちの周りも確実に揉めるから避けたかったこと、仮に揉めたとしても確実に自分のほうが論破できるし相手潰しかねないな…と思ってしまったので、止めておきました。
その一件から自分のファンアートも見てほしくなかったし、即ブロック対応も考えましたが、まぁすぐメンヘラなこと言いそうな気もしたのでそこも踏みとどまりました。

…なぜ今この話をしているのかというと、もう平気だろと思い、数年越しにSNSとゲームの方でお相手の方をブロック対応したんですね。正直気持ちはスッキリです。


結局伝えたいことって?

この話を今更持ち出すのも…とは思ったんですが、創作活動を続けてきて自分の作品の価値をこの時よりいろいろ考えるようになったので、今更相手を責めたいとかではなく、絵描きに実際に起きたある一つのケースとして、話してもいいのかなと次第に思うようになりました。

応援してきたフォロワーさんに感謝を伝えたい、自分の想いを作品として渡したい…それは素晴らしいことだと思います。ただ良い人も沢山いれば自分に合わない方・悪い方もまぁまぁいますので、プレゼントする側も受け取った側も嬉しい気持ちになることを願っています。絵にはその人の努力や色んな想いが宿っていると思いますので…

とりあえず私はプレゼントは信頼のできる好きな方々だけに渡すようにしましたというお話でした。長々とありがとうございました。

駒季そあ


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