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関西~山陰の旅日記⑯  屋根の上のシャチホコ

津山~新見の車窓で気が付き、今回の旅でずっと注目していたものがあります。 一般家屋の屋根の上のシャチホコです。

多い地域では2件に1件の割合で、屋根の稜線の両端に鬼瓦の代わりにシャチホコが。 中国山地の中原地帯では、赤茶色で分厚い屋根瓦とシャチホコが光っていました。

有能な瓦職人が大工やお寺に頼んで、家を建てるお客に「お宅様の家柄なら屋根の両端には鬼瓦よりシャチホコを置いた方が良い」とか言ってもらい、何千万円という建築費用に十万円単位のシャチホコ代を上乗せさせる作戦が機能した結果、こんなに広まったのかな、と勝手な想像をしていました。
大小2つのサイズがあるようでした。

その後ずっと、車窓から屋根を見ていた私。 最後に見たのは京都から少し名古屋に向かった辺りでした。

トップの写真は東広島市のJR白市駅で乗継いだ際、駅近くの立派なお宅の屋根です。

(続く)

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