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関西~岡山~紀伊の旅【14】紀伊半島一周

紀三井寺から名古屋まで10時間。 長時間乗る時は、座りっぱなしにならず時々立ってストレッチをするのがコツです。

この日の旅程
(Tourist Passさんの「伊勢・熊野・和歌山エリア周遊きっぷ」からお借りしました)
紀三井寺駅構内、ホームに降りる階段です。
壁で仕切られた向こう側が駅の構外の階段になっていたのが面白くて撮った1枚。
駅のホームはこんな感じ。 ローカルです。
電車が来ました(パンタグラフのある電車です)
6:11発の紀:伊田辺行きに乗って10時間の旅がスタート
車内はこんな感じ。朝6時だからこんなものですね
親子連れも何組かいました
鉄道好きのお父さんに付き合わされているのかな?
紀三井寺の駅には改札係がいなかった(リモート音声のみ)だったので、
車内の車掌さんに押してもらいました
近距離移動の日が続いたので、まだ2日目です
数年前、カナダの遠縁の甥っ子(日系4世)から突然我家に電話があり
「GOBOUにいるのだけどアメリカ村に行くにはどうしたら良い?」と聞かれ、
御坊という名前すら知らなかった私達は慌てて調べた、という事件を思い出しての1枚
電車は柔らかな緑の中を走り、時々広々とした海が現れます
この路線では自転車旅行の誘致にも力を入れているようでした
白浜のアドベンチャーワールド(ジャイアントパンダが沢山いるらしい)を
デザインした特急電車「くろしお」とすれ違いました
新宮に到着。 乗り継ぎの待ち時間が23分あるので、
予め調べていた駅の向かいのお店「徐福寿司」の「さんま姿寿司」を
買いに行きました。 すっっごく暑いし人もいないのでゆっくり歩いて(笑)
それでも私が買った後に3人が来ていました。 時刻は10時30分。
こういう旅の時は食べられるときに食べておかないと(笑)
包みを開けるとこんな感じ。 手作り感満載で、田舎情緒に富んでます
酢ジメにしたさんまが  まるごと1匹乗ったお寿司
薄味が好みの私にはちょうどよく、とても美味しかったです
これが1050円なら、私として合格!

新宮駅の乗り継ぎで、和歌山県から三重県に入り、管轄がJR西日本からJR東海となり、車両が電車から気動車(ディーゼル)に変わります。

新宮駅は紀伊半島の分岐点?

電車から気動車に乗換えると、穏やかな加速で一層のんびりした気分になる一方、窓外の景色は「おだやかで広い海」から「山の間の湾の奥深くまで入ってきている海」となり、駅を出るとトンネルに入り、トンネルを出ると次の駅に着く、と景色が変わります。

海が湾の奥まで来ているのが伝わりますでしょうか?
実際は写真よりはるかに急峻だったのですが、写真家の腕不足?
ふと目に留まった「九鬼」という駅名・・・ご記憶ありませんか?
九鬼嘉隆、戦国時代に水軍を率いた武将(≒海賊?)
「わが祖先は海の民(海賊?)」と夢を膨らませている私の心に響きました(笑)
「次の機会に九鬼を訪問する!」

旧国鉄の紀勢本線が全線開通したのは1959年だそうです。
最後に残っていたのが三木里~新鹿間だったとのこと。
三木里の次の駅(名古屋側)が九鬼でした。
陸路の道はなく、海路があるのみの港町だったのだと思います。

次の多気駅で「快速みえ」に乗り継いだのですが、次の松坂駅で大勢乗って来たので車内は大混雑になりました。
この後の停車駅は、松坂ー津ー鈴鹿ー四日市ー桑名ー名古屋と知っている名前ばかりでした。
多木ー名古屋間の所要時間(1時間半)の間に3つの発見がありました。
・津(三重県の県庁所在地)は単線&非電化区間、運行本数も少ない。
「何でここに県庁を作ったの? 桑名や四日市から来るのが大変なのに」
・多気~名古屋の一部区間がJRでないため青春18きっぷが使えないそうで、追加料金520円を取られました。(何故か車掌さんが謝っていました)
・乗っていた快速みえは、最大6分の遅れでしたが「何か急いでるみたい」と思っていたら、名古屋到着時刻は「定刻通り」でした。 ふと福知山線の事故@尼崎駅 を思い出した私。
名古屋の息子に「遅れそう」と連絡を入れていた私は20分ほど待たされるハメになりました(笑)


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