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関西~山陰の旅日記⑬ 津山にて  「女神」の郷家へ

桜満開の津山城を見物・撮影する間、私と津山を繋いでくれた「縁結びの女神」(津山ルーツの素敵な女性、ズームでしか会った事がありません)にラインで写真を送信していました。 いつもは反応が早いとは言えない彼女が、この日は直ぐに既読が付きレスポンスが早い。 彼女の期待度がうかがえます。(単にヒマだっただけなのかも)

彼女の郷家までのタクシー往復は5千円と言われ、聞き流していた私ですが、城から下りた所でレンタサイクル(3時間400円)を発見。 他に予定があるわけでもなく、自転車で行くのも良いかなと思い、彼女に連絡すると直ぐに住所が送られてきて・・・これはもう行くしかない!(笑) 「風まかせの旅」の本領発揮です。

旧出雲街道沿いの宿場通りの写真を撮りながら、30分で目的地に到着。
元は銀行の支店だったという立派な造りの博物館で展示準備中という素敵な女性が、大理石造りの金庫・担保の米俵を保管したという倉庫を案内してくれ、写真も撮りました。

写真を送ると、女神は実家が見れたと喜ぶと思いきや「私の実家はその近くにあるタバコ自動販売機が置いてある家」と。
おお、ありました、ほぼ真向いに。 廃屋寸前といったイデタチの昭和30年代に建ったと思われる家屋です。 

女神のレスポンスは相変わらず早いので、ビデオ通話に切換えると直ぐに顔を見せてくれ、思い出の家を実況中継しました。 女神の喜びようは想像を超え、実は過去数か月間 元気がなかった彼女の心が、その後に立ち直るキッカケになったようでした。(と私が勝手に思っているだけかも)
「廃屋寸前の家のビデオを送ったら幻滅するだけでは?」と気がかりだったのですが、こんなに喜んでもらえて・・・本当に行って良かったです。

(続く)

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