人生においてお世話になった本たち①

こんばんは、robin1101と申します。

今回は、今まで読んだ本の中で、特に印象深く、この本をきっかけに

「ちょっとやってみよう」
「本の面白さが広がった」

など、個人的に考え方が変わった本を5冊紹介します。

1、幼いときに「本」としての面白さに目覚めた本

那須正幹さんの「ズッコケ三人組」シリーズです。

中国地方にある町である稲穂県ミドリ市花山町を舞台に、ハチベエ(八谷良平)・ハカセ(山中正太郎)・モーちゃん(奥田三吉)の3人の小学6年生を中心に物語が展開され、様々なテーマで描かれている。

この本を読んだ当時は小学生でしたが、学校の図書室を読んだとき、ワクワクやドキドキがたまらなく、面白かったのを覚えています。様々な冒険を繰り広げていて、同じ小学生だったこともあり、現実の世界でも起きないかなぁとか思っていました。三人だけでなく、周りの登場人物のキャラクター性も面白く、違う作品も読んでみたいと夢中で読んでいました。

この本をきっかけに「本・小説」としての面白さが開けました。ちなみに「それいけズッコケ三人組」は全50巻ですが、全て読みました。(内容は覚えていない作品ばかりですが、全部読んだ後の達成感は今でも忘れていません)

2、「仕事」に迷いが生じたときによく読んだ本

戸田智弘さんの「働く理由」です。

「やりたいことがない」「才能って何?」
「好きな仕事と向いてる仕事って違うの?」
「今の仕事でいいんだろうか?」
「だいたい、人は何のために働くんだろう?」
その答えを人生の先輩たちに訊いてみよう!
古今東西の名だたる人たちが遺した「働くことにまつわる名言」を厳選した画期的な作品です。

この本を読んだ当時は、新入社員でした。理想を持ちながら、入社してみたものの、現実とのギャップに苦悩していました。そんな時、書店で見つけたのが、この本です。最初は何気なく読んだのですが、心にビビッときた文章が多く、蛍光ペンであらゆる所に引いたのを覚えています。仕事に対する向き合い方。

なぜ働くのか?

あらゆる著名人が発した言葉が前向きにさせてくれましたし、状況は変わらなくとも、考え方の幅が広がったので、今でもたまに読みたくなります。

3、ミステリー小説の中で、初めて‘どんでん返し‘としての衝撃を受けた本

貫井徳郎さんの「慟哭」です。

痛ましい幼女誘拐事件の続発。難航する捜査。その責めを負って冷徹な捜査一課長も窮地に立たされた。若手キャリアの課長をめぐる警察内部の不協和音,マスコミによる私生活追及。この緊迫した状況下で,新しい展開は始まった! サイドストーリイに,黒魔術を狂信する新興宗教の生態や現代の家族愛を鮮烈に描きつつ,人間内奥の悲痛な叫びを抽出したこの野心作は,北村薫氏をして,書き振りは《練達》,読み終えてみれば《仰天》,と驚嘆させた,巧緻この上ない本格推理。

警察側の視点と犯人側の視点を交互に提示しながら、物語は進行していきます。この二つが一つになった瞬間の衝撃といったら、今でも忘れません。当時読んだ時は学生で、それまで色んなミステリー作品を読んでましたが、ドンデン返しとしての醍醐味を味わったのは、この本が最初だと思います。

現在まで、あらゆる「衝撃」を味わいました。‘初‘だったためか、個人的には衝撃度としてはこの本に勝るものはありません。

4、初めて涙を流してしまった本

リリー・フランキーさんの「東京タワー」です。

オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人----。
四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。
「東京でまた一緒に住もうか?」。
ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る----。
大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。

テレビドラマや映画化もされた作品で、思わず涙が出たことを憶えています。オカンとボクとの物語ですが、母と息子の絆、愛が溢れていて、母親としてのありがたみを感じました。

最後の方はページを捲るたびにオカンが弱々しくなっていきます。

捲りたくない!でも捲らなければ・・・という葛藤があって、切なかったのが記憶に残っています。たまに泣きたい時、よく読み返していました。

ちなみに4本映像化・舞台化されていますが、個人的には大泉洋さんがボクを演じた作品が好きでした。エンディングが特に好きで、今でも聞いてしまいます。(DVD版では、別の曲になっています。)


5、自分から本の情報を発信してみようと思った本

樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」です。

日本一情報を発信する精神科医が贈る、
脳科学に裏付けられた、伝え方、書き方、動き方

この本をきっかけに本のレビューサイトやTwitterを発信してみようと思いました。最初は発信するというよりは、自分自身の理解度を深めるために文字を起こしていました。元々、自分だけ良ければいいかなぁとただ読んで終わりでしたが、これだと後で振り返った時、

どんな内容?
どんな結末?

といったことが忘れていたことが多々ありました。結局、人に伝えるとき、「どう良かったのか」伝えづらかったので、表面だけでもいいから、こんな内容だったなぁというふわっとした感じで、理解を深めようと試しに始めました。

ただ面白いだけだと

「どの辺が?」
「どう面白かった?」

などが発生するので、なるべく詳しく書こうと努力しています。といって、あまり短すぎるのも長すぎるのも読む側・書く側にとっては苦労するので、程々に努めていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。


長々と書きましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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