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過去と今を繋ぐもの,“縁”不思議な出会い?

地下鉄のポスターでマリリンモンローを見て以来(1982年)ロベルトにはモンローはアメリカ、西洋文化の象徴だった。みんなモンローのようにセクシーだと本気におもっていた。アメリカに行きたいと幼いころから願っていたが、このポスターが本気にしてくれた。あれから40年、ナイアガラの滝のカナダ側では映画の撮影スポットを探したり、いまでもモンローのマウスパットを手元に置き眺めている。

濡れた傘を持ったモンローはここだけ。
企業のプロモーションでgetしたマウスパット

故郷でアートディレクター河北英也氏の The power of images 展が開催されていた。地下鉄を利用する人達に乗車のマナーをウイットに富んだイメージで刺激的に語りかけてくれたポスターが好きだった。

何やかやと肖像権がうるさくなった今日、こんな独創的でウエットに富んだデザインが可能なのだろうか?もし、ウイットにとんだ洒落たイメージが今は自由に使えないとしたら、ロベルトには、40年前の方が断然すごしやすいことになる。洒落たウイットの効いた作品は分かりやすく楽しい。権利、規則、手続き、権威、訴訟、世界を楽しくして行くはずの進歩が人生を窮屈にしている。

高崎山の遠景
猿の食事(30分間隔)

展覧会の帰り道、万寿寺に立ち寄った。寺の名前を書くと信心深く思われそうだが、ここは高崎山自然公園、有名な野生猿の生息地だ。子供が3歳の頃(1988年)一度来たが、それから35年ぶり、今日は孫を連れて猿を見に来ている。当時は野生猿でごった返し三つのグループ、今の倍の頭数がいたはずだ。幸運にも今日は650頭を束ねる雌のボス猿(ヤケイ)が下山していた。最初は初めて見る猿、サルの集団に驚いていた孫は、なれるのも早い、今度はサルに近づこうと母親をハラハラさせていた。

高崎山の猿も、観光客に危害を加えないように観察、管理されている。食べ物が与えられる公園の中では、野生のサルでも行儀よく、おとなしく見える。何匹かの群れを離れた猿が係員に追い回されている。観光客に危害を加えないように一匹一匹管理されている。30年前、少しの危険もあったが、何でも自由にできるたことを思い出した.猿も人も楽しく過ごしていた時代。そんなことを感じた週末だった。

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