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やよいちゃん (乗馬にチャレンジ?)
友達夫妻から誘われて乗馬にチャレンジすることになった。競馬もやらないし、友人から強引に誘われなければ寒くなった週末わざわざ乗馬を体験することはなかっただろう。高齢者のひきこもりに、後押しがないと向かってしまう。
ただ、像とラクダには以前乗ったことがあるので、馬の乗り心地がどんなものか興味はあった。
馬といえば、”走れコウタロー”が歌われたいた頃のことはよく覚えていたが、”達者でな~”に敵う歌は無い。時が過ぎ、馬を見る目も、馬の生活も、恐ろしく変わってしまったような気がしてきた。
”わらにまみれてヨー、育てた栗毛”で始まる歌は今でも、どこでも歌える。
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乗馬クラブが故郷の山のふもとにあったとは乗馬に誘われるまで知らなかった。関心がなかったのが本音だが。格安のプロモーション体験コースを勧められ、一度だけ乗ってみることにした。女性の騎手が多い。トレンドかな?
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初めての相棒は17歳の”やよいちゃん”。人の年齢に換算すると65歳前後。ロベルトはやよいちゃんには重すぎるのではと心配する。
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40年前、アメリカのテネシーにいた。町はウーキングホースで有名な町で、毎年全米大会が開催され賑わっていた。
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上下移動をしない歩く馬(Walking Horse)を育て訓練する国に“さすが、西部劇の国アメリカ”と当時は感激した。その後動物愛護を唱える人々から虐待に当たると批判されているニュースを聞き度に悲しい思い出と色あせていた。
大会では、ホースシューズ(蹄鉄の輪投げ)の競技も行われていた。馬の蹄(ひづめ)を保護するために装着される蹄鉄を輪投げのように投げるゲームだ。
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サラブレットもアラブの血を引いてイギリスの在来種とアラブを掛け合わせて誕生したことは知らなかった。ロベルトにはサラブレッドとアラビアンの見分けがどうりでつかないわけだ。違いは毛色の違いを楽しんでいる。
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ドバイの金持ちの趣味はアラブ馬を保有すること。アラブ馬は速く走ることより遠くに永く走ることを得意とする。自分のアラブ馬が長距離の耐久性を競う競技会で世界一になったと自慢してい。もっと親しんでいけばといまは後悔している。
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やよいちゃんは、乗馬用に育てられたベテラン、競走馬からの転職組に比べ初心者を優しく運んでくれる。教官から”君が初めて馬に乗ったとはおもえない。手綱さばきが上手い”とほめてくれたが、安全にうまく乗れたのは全てやよいのおかげ。薦めてくれた友人に写真を送る。” Congratulation on passing”と返事が返ってきた。落馬しなかったことを喜んでいるようだ。
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