'A bit more treble' ロバート・プラントとマイク、1969年
どうも、ボーカルのRobert OKDです。ledzepfilmのチャンネルに69年7月の映像がアップされていました(現在は削除された模様)。この動画をみてピンと来たのが写真のマイクの広告。衣装とマイクから察するに、この広告の写真はリンクの動画の日に撮られたんじゃないかな〜なんて。この広告、ebayに出品されていたShureの広告で、私がマイクをいろいろみていた時に発見し、プラントがUnisphere1(Shure 565)を使っていたことを初めて知るきっかけになったものです。プラントは初期のライブでは主にUnidyne3を使っていることで知られている(一番よくみる映像で言えば、RAHのぐるぐる巻きになっているやつ、ShureのSM57の先祖)のですが、現行のSM58の先祖であるUnisphere1を使うこともあったらしく、今回アップされたのがUnisphere1が珍しくばっちり映っている映像というわけです。ちなみにDanish TVの映像でもグリルの丸いマイクが写っていますが、持ち手が黒いのでまた別のマイクだと思っています。
マイクにまで凝り出すともうキリがないのですが、音が違うのは確かです(ヴィンテージの方がいいとか悪いとかいう話ではなくて)。Unidyne4(Shure 548)は、現行のSM58よりもスッキリ高音が抜けて、かといってSennheiser e945ほどキンキンしない(これはボーカルの声質による)ので、どうやら私の声質にもあっているらしく、Zeppelinとか関係なしに普段使いしたいマイクだったりします(しないですけど笑)。
プラントがどこまでマイクの音の出方を意識していたかまで深く追求はしていません。でも、69年7月25日ミルウォーキーのライブのマイクチェックで'(a bit) more treble'と言っているのでひょっとするとボーカルの音の出方にもこだわりがあったのかもしれません(単に返しを聴きやすくするためなだけかもしれませんが)。それにしてもPAに「もう少し高音を」ってライブ直前に指示するボーカルってあんまりいないですよね笑。
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