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【SF】地区同率1位!稼ぎ時を逃さないジャイアンツの成績と歴史的記録

ロブ・ネソです。サンフランシスコ・ジャイアンツ(以降SF)がドジャースに並び、ナ・リーグ西地区同率1位です(現地時間4月27日現在)。

まだ4月、シーズンを通してみればまだまだ始まったばかりとはいえ、現戦力的には最高のスタートダッシュを切れていると思います。

前回の記事では、開幕~4月18日までは振り返りましたので、まずは昨日までの試合を振り返りたいと思います。

4/19 VSフィリーズ 2-0 ◯
4/20 VSフィリーズ 10-7 ◯
4/21 VSフィリーズ 5-6 ● サヨナラ負け

4/22 VSマーリンズ 3-0 ◯
4/23 VSマーリンズ 5-3 ◯
4/24 VSマーリンズ 2-5 ●
4/25 VSマーリンズ 4-3 ◯ 

4/26VSロッキーズ  12-0 ◯ 
4/27VSロッキーズ (日本時間28日午前10:45試合開始)

―注目ポイント

・4連続カード勝ち越し&4月16&17日以外連敗ナシ
→強い。ポストシーズン圏内なフィリーズ相手に、あわやスイープしかけたのは正直意外でした。
初戦の19日は、先発ゴーズマン待望の初勝利&無失点リレー。
翌2戦目の20日には、先発ウェブが炎上するも、打線が8回に一挙6点を取り逆転勝ち。
3戦目は惜しくもサヨナラ負けを喫しましたが、このフィリーズ3連戦でポージーの打棒が復活。打率を3割台に乗せたのは、SFファンにとっては嬉しいニュースになりました(マーリンズとの試合で3割切るも、4月26日のロッキーズ戦で4安打をマークし、再び3割に戻しました)。

また、ドジャースとパドレスが「仮想ポストシーズン」状態で死闘を繰り広げている裏で、SFと戦力的に同格か、少し下辺りに位置するマーリンズとロッキーズ相手に着実に勝ち星を重ねられたのは大きいです。
こういった勝ち星の稼ぎ方をシーズン通して出来れば、ポストシーズンが見えてくるのは間違いないです。

ちなみにSFは、パドレスと5/1~5/35/8~5/10に3連戦、ドジャースとは5/22~5/24に3連、5/28~5/31の4連戦で対決します。

個人的に今、この2チームには被スイープさえされなければ十分だと思ってるので、期待してます。

・7年ぶり100球以下での完封!6カード連続で完封勝ちを記録!先発ローテの防御率がMLB全体1位に!→先発デスクラファニがSFの投手としては7年ぶり、バムガーナー以来の「100球以下」での完封勝利を収めました。

惜しくもジャスト100球投げてしまったため、99球以内での完封「マダックス」は逃してしまいましたが、彼の完封により、SFは現時点(現地4月26日時点)で先発防御率がMLB全体1位になりました。(MLB.jp参照)

また、4月11日のパドレス戦以降、毎カードに1試合は完封勝ちしています。先発が試合を作り、後続がしっかり点を与えず、捕手を筆頭に守備陣もそれに応えるという形で上手く噛み合った結果、現在の地区同率1位に繋がっています。そして、それに伴い、歴史的記録も生まれましたが、それは後ほど。

今後も、レイズのような「再生工場」的な動きで獲った「数年前まで『は』主力級」に括られるアレックス・ウッド、アーロン・サンチェス、アンソニー・デスクラファニの好投が続くかどうかにも注目です。

ー今日までのMVP、逆MVP
MVP
野手:バスター・ポージー
直近7試合 打率.375 3HR 5打点 OPS1.277

投手:アンソニー・デスクラファニ
直近7試合 2勝0敗 防御率1.50 30投球回 30奪三振 7与四球 WHIP0.97

逆MVP
野手:トミー・ラ・ステラ
直近7試合 打率.158 0HR 0打点 OPS.358

投手:ワンディ・ぺラルタ
直近7試合 1勝1敗 防御率8.44 5.1投球回 5奪三振 3与四球 WHIP2.44

―捕手2人が歴史的記録達成!

正捕手のバスター・ポージーと、控え捕手のカート・カサリの二人が歴史的記録を達成しました。

ポージーはSF球団史上初となる「スタメン捕手としての1000試合出場」を達成。
選手生命をも危ぶまれた大ケガによる長期離脱(後にコリジョンルール制定の大きなきっかけの一つになりました)、WBC出場等がありながらもこの記録を作れたのは本当に凄いと思います。おめでとう、ポージー。

控え捕手のカート・カサリは「スタメンマスクを被った試合で5試合連続完封」という珍記録に近い偉業を成し遂げました。
これはMLB史上5人目の快挙であり、2015年のセルベリ以来ですが、「5試合とも先発投手が違う」という条件下での記録達成は、長いMLBの歴史の中でもカサリのみという快挙です。おめでとう、カサリ。
リード面では良いけど、本来の持ち味でもある打撃頑張ってね。(打率.143 OPS.404)

今回は以上となります。
来月からドジャース、パドレスとの直接対決が多いだけに、目が離せません。

TV放送では、今マイナーにいる山口俊投手が昇格するか、日本人が所属しているチームと対戦しない限り、ほとんど映りません。
更に、西地区の話題を上記の2チームがかっさらってしまっている等の要素があり、日本国内での注目度も現時点では低いチームです。

なので、少しでもSFに興味を持って頂けるよう、今後も記事投稿頑張ります。

それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました。前回の記事はこちら↓


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