過去ー現在ー未来
本日の奈良の都は夏の晴天のせいか
稜線がいつもよりくっきりみえた。
その稜線の遥か上には
ずいぶんしっかりした印象の数多くの飛行機雲が好きな向きで行き交っていた。
これはあまりみない光景だ。
私にはそれがまるでたくさんの龍達が心赴くまま自由自在に空を飛び回っているように見えた。
吉祥かなと感じた。
家に帰って、しっかりした印象の飛行機雲について調べると、雨の前兆のようだった。なんだと思ったけれど、このところ晴れの日が続いているので、雨が降ってくれればそれはかなりありがたいことなのだ。
だから吉祥ってことにする(笑)
今朝、友人の勧めで今期はじめて朝ドラをみた。
今からみて何がわかるのかと首を傾げたけど、とにかく岡田くんがカッコいいからみるようにと薦めるLINEを昨夜スタンプ抜いて5つも連投してきたのでみることにした。
「めっちゃ良かった❤️。」
ここで私はふと思い出した。たしか「おかえりモネ」の時も「まだみてないなら今週は神回であるのでみるように。」といわれて、なんだか話のわからぬまま朝ドラをみた記憶がある。たしかその時も私は
「めっちゃいい❤️。」
と思った。俗にいうところの「俺たちの菅波」のあたりだ。
つまり彼女は恋愛最高潮モードになったら私に朝ドラをすすめてくれる。
そして私もそこだけみてわりと平気なのだ。
幼少期はあんまり気にしない。
気になったら、知りたいとこだけみる。
そしてキュンが終われば「ああ良かった。あとは余生だ。」と見なくなる。(笑)
この視聴方法に「朝ドラ転校生」
と名前をつけたい。
過去は必要最低限でよい。
今だけをみて、満足したら
他のドラマへ転校する。
「今中」とか「今を生きる」という言葉がある。
私達はいつも「今」を生きている。
「過去」を振り返ってみることがあってもそれは「今」振り返っている「過去」なのだ。
そして同じ「過去」も「いつ振り返るのか」で意味がどんどん変わる。
同じことが「未来」にも言える。
「未来」を想像してもそれは「今」想像した「未来」なのだ。
「いつ想像するか」で
想像される「未来」もどんどん変わる。
過去と未来に思いを致すのは大変魅力的な時間である。
そうではあるけれど、どちらも不確かなものなのだから、
「朝ドラ転校生」のように
とりあえず今日を生きて
必要なら過去をちょっぴり
未来は空白だらけというのも
かなりアリな気がしてきた。
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