諏訪あき子/「覚醒のヨーガ」に出会って「何に覚醒したのか?」

乳ガンと脳静脈洞血栓症を乗り越えた先にあったものは、書店で出会った一冊のヨーガの本。そ…

諏訪あき子/「覚醒のヨーガ」に出会って「何に覚醒したのか?」

乳ガンと脳静脈洞血栓症を乗り越えた先にあったものは、書店で出会った一冊のヨーガの本。そこからヨーガ教室へ、心のヨーガへと続く道でした。私のブログが同じ病で苦しむ人や生きづらいと感じている人の参考になればと思い書いています。

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自己紹介。そして、noteで紹介したいこと。

2023年12月からnoteをはじめましたが、自分のことやnoteを始めた理由などを書いておりませんでした。改めまして自己紹介させていただきます。Akikoと申します。よろしくお願いいたします。 【経歴・職業】子供の頃、父から社会思想史、マルクス主義といった話を聞いて育ち、日本や世界が戦争に明け暮れていた近現代史に興味を持ち、近現代史の本や新聞の国際欄を読んだりしていました。狭い家に暮らしていたので、新聞の住宅広告をみてあれこれ夢想する時間に幸せを感じていました。 高校3

    • 交通安全講習ビデオが「意識の進化って何?」という疑問にヒントをくれた

      「覚醒のヨーガ」を読んで「意識」というものに意識しながら生きるようになったものの、ヨーガで目指す「意識の進化」ということがなかなか想像できませんでした。 それがひょんなことから、ほんの少しですがイメージできたので、シェアしたいと思います。 交通安全講習ビデオを見てびっくり 私が勤めている会社では毎年、交通安全講習ビデオを見ます。 今年見たビデオは去年と同じもので、同じビデオなのにそのメッセージの捉え方が変わっていたので驚きました。 驚いたくだりは、 「車を運転する

      • 自分自身に無意識でいることの恐ろしさ

        今日は、自分自身に無意識でいることに恐ろしさを感じた理由について、自分の経験を踏まえて書いてみようと思います。 事例その1 中学校の合唱コンクールのときのことでした。 合唱コンクールでは各クラスが同じ課題曲を全校生徒の前で歌います。 その年の課題曲は「ポーリュシカ・ポーレ」。 緑燃える草原を越えて~♪ … 二人頃愛は芽生えて 明日へと続くのさ~♪ 歌い終わって自分の席に着くと、次のクラスの「ポーリュシカ・ポーレ」の前奏が耳に入ってきました。 すると、 「緑

        • 意識とは何か?

          私の心をわしづかみにし、一直線にヨーガ教室に向かわせた畠山桂子先生のご著書「覚醒のヨーガ」は、一度読んだだけでは理解できず、何度も何度も今でも繰り返し読んでいます。 「覚醒のヨーガ」には意識、無意識、自我意識、魂の意識、霊の意識、低次の意識、高次の意識、意識する、意識を向けるなど「意識」という言葉が本当にたくさん出てきて、この言葉の意味について理解に苦しみました。 彼女は意識がなくなり倒れた。 彼女は彼を意識して振る舞っている。 環境意識が高い。 このような文章は読

        マガジン

        • 心のヨーガ実践記録
          18本
        • 心に残ることば
          1本
        • 乳がん、脳静脈洞血栓症の記録
          12本

        記事

          初めてのヨーガ個人指導の後に起きた出来事

          今からおよそ2年前、ヨーガのグループレッスンに通うようになって数ヶ月経った頃のことでした。 「週末にヨーガレッスンを受ける習慣は出来てきた。レッスンを真面目に受けてヨーガとは何か考えてきたつもりだけれど、初めて通った日に持ち合わせていた緊張感がなくなってきているな」と感じるようになりました。 このため、先生に素直にそれを打ち明けて相談し、個人指導を受けることになりました。 初めての個人指導では先生の指示通りに、自分の体に意識を向けて体をゆっくり丁寧に動かし、動きを感じる

          「魂の光」(ヨーガ・スートラの解説書)を先生から直接教わるということ

          私は現在、アリス・ベイリーさんのご著書である「魂の光」(ジュワル・クール大師に英訳してもらったヨガ経典「ヨーガ・スートラ」について注釈を施した本)をテキストとしてラージャ・ヨーガの講座を受けています。 独学という手段もありますが、わざわざ時間とお金をかけて「魂の光」の講座を受けにいくことにどのような意味を感じているのでしょうか。 心を躾ける機会 インドではお師匠さんのお宅に弟子たちがお邪魔してヨーガの勉強をするそうで、私たちも同じように先生のお宅に伺ってヨーガを学んでい

          「魂の光」(ヨーガ・スートラの解説書)を先生から直接教わるということ

          どうして私は「覚醒のヨーガ」を多くの方に知ってほしいのか

          今日は、「覚醒のヨーガ」を多くの方に知ってほしいと願っている理由について書いてみたいと思います。 「覚醒のヨーガ」に出会ったときの状況 もともと人の些細な言葉やしぐさに過剰に反応して、落ち込んだりイラっとする性格だった私は、病気のあと、余計なことを考える時間が増えて、それに拍車がかかっていました。 自分のやることに集中すればよいのに落ち着きがなく、周りのことが気になって、人の話を聞いてはイライラ…。心や体に怒りをためてイライラを増幅させ、たまに大爆発を起こして人の心を傷

          どうして私は「覚醒のヨーガ」を多くの方に知ってほしいのか

          ヨーガの道を進むときに大切なこと

          昨日、「弱気虫やいじけ虫は自己の欲求の産物」と書いていたら、突然、このようなことが頭に思い浮かんできました。 自己の欲求はヨーガの利他の精神と反対のものだから、ヨーガの目的をしっかり心に抱いていれば、自己の欲求からわいてくる虫たちが入ってくる隙間はないんだ。 短絡的な思考かもしれませんが、先生が繰り返し伝えてきた「ヨーガの目的をしっかり持つことの重要性」に心で気づいた瞬間でした。 そして、自分の中に根を張っている、無くしたいと思っているネガティブな部分を取り除かないと、

          弱気虫、いじけ虫にはそっと退散してもらおう

          何かをやろうとすると、弱気の虫が心に囁く。 何かがあると、いじけの虫が心の中に顔を出す。 そんなとき、「弱気の虫、いじけの虫は心の成長の足かせになるから心の中で増殖させてはいけない」とたたきつぶしたり、あっちに行きなと諭してみても、虫たちは何度も何度も繰り返し心の中に侵入してきます。 こんなとき、ヨーガではどのように対応するのでしょうか? 畠山先生のご著書「覚醒のヨーガ」ではこのように書かれています。 だから「虫たちが入って来たな」と気がついても相手にせず、客観的に淡

          はじめてのヨーガセミナーで持ち帰った心に残ったことば

          ヨーガグループレッスンに通い始めて数か月経った頃。 レッスンが終わってお教室を離れるとき、先生がおっしゃいました。 「本当の自分を知りたくありませんか?」 当時の私は「ヨーガとは何か?」ということを全く理解しておらず、先生がおっしゃったことの意味がわかりませんでした。 けれども、「先生のセミナーに行った方がいい」という感覚に従って、そのセミナーに申し込みました。 セミナー導入部のお話が印象的で、今でも心に残っています。 日常の景色を見たとき、ヨーガの視点ではどのよ

          はじめてのヨーガセミナーで持ち帰った心に残ったことば

          「私なんて・・・」を卒業させてくれたマナーのチカラ(その2)

          ヨーガの先生にマナーの大切さを教えて頂き、日常生活で実践していくと、少しずつですが、人との摩擦が減り、生きづらさがやわらいできたように思います。 そして、色んな気づきが得られ、ほかの意味でもマナーのチカラを感じるようになりました。 それはどのようなチカラなのでしょうか? マナーの本に書いてあること女性のためのマナーの本には、例えば、このようなことが書かれています。 ・真っ直ぐきれいに立つ。 ・椅子に座るときは、背筋を伸ばし、足を開かない。 ・食事をするときはお箸や

          「私なんて・・・」を卒業させてくれたマナーのチカラ(その2)

          「私なんて・・・」を卒業させてくれたマナーのチカラ(その1)

          「私なんて・・・」 このような思考で長年、自分を腐らせていた私。 そんな私がヨーガの個人指導で「マナー」について教わり、ネガティブな感情の泥沼から抜け出すきっかけを得ました。 「マナー」にはどのようなチカラがあるのでしょうか? マナーとはマナーとは、相手を慮んばかる気持ちをもって、それを言葉や態度、所作などによって表現するものです。 綺麗な姿勢と所作で、丁寧な言葉で親切にされたら「大切にされているな」と感じ、その人に好感を持ちますよね。 逆に、無礼な言動は人を不愉

          「私なんて・・・」を卒業させてくれたマナーのチカラ(その1)

          ザ・シフト

          ある日のヨーガレッスンが終わったときのこと。 先生が帰り際に「ザ・シフト」という映画のDVDを貸してくださいました。 家に帰って早速観ると、これまで観たことのない、不思議だけれども何か落ち着くな、という印象が残りました。 私はそのころ「覚醒のヨーガ」を読んでヨーガの世界に脚を踏み入れたばかり。 幾度か「覚醒のヨーガ」を読んだけれども、なかなか頭に入ってこなくて、映画の意味をわかっていなかったように思います。 だから、この映画で描いている人間の自我の意識から魂の意識へ

          もっと早く知りたかった。ヨーガのすごさ。

          ヨーガとは何かよくわからないけれども、グループレッスンを受けたあとは心に静寂が訪れ、自分を客観的に見ているような感覚になりました。 どうして90分のレッスンでそのように変わったのでしょうか? グループレッスンの流れと私の中の変化レッスンは礼で始まり、先生の指示に従って動いていきます。 足、股関節、手、首、肩甲骨など、関節や手足の筋肉を緩めてから身体全体を動かしていきます。 ゆっくり、呼吸に合わせて身体を動かし、身体に意識を向け、関節や筋肉の動きを感じるようにすること、ポ

          ティンシャの響きと心の静寂

          絶対にヨーガとは縁がないだろうと思っていた私でしたが、何故か迷うことなく、気負うことなく、自然にヨーガ教室に赴き、毎週末にグループレッスンに通うようになっていました。 グループレッスンはティンシャのチーン…という高い澄んだ音の響きが残る中「よろしくお願いいたします。」の礼から始まり、先生の指導の従って体に意識を向けながら動かし、呼吸をしていきます。 そして、レッスン終わりに近づきシャバアーサナで落ち着いてまどろみかける中、チーン…とティンシャの音が響いてくると、みんなそれ

          初めてヨーガ教室に行ったときのこと

          私は子供の頃から体が硬く、前屈をすると床から指先の間が20cm以上は空いていました。また、脚をまっすぐにして座る長座も胡座も背中を丸めないとできませんでした。そして、ひどい猫背。腰や背中をまっすぐにすることができないのです。 ヨーガへの憧れはあったけれど、そんな私には絶対にできないだろうし、そんなおしゃれな世界は自分には無縁だと思っていました。 けれども、「覚醒のヨーガ」に感銘を受けた私は、「気がついたら」というくらい躊躇なく畠山先生のヨーガ教室に申込んでいました。 初