問題と対応

スシローの炎上事件、どれくらいの期間、第三者が話題にしたでしょう。
くら寿司の炎上事件、二日持たなかったような気がします。
〇〇寿司の炎上事件、おそらく話題にもならなくなるんでしょうね。

スシローに始まった一連の炎上事件(寿司テロとか言いますが、テロルの矮小化につながるので嫌いです。)、話題にされた方は何をしたかったのでしょうね。実行した高校生の高校に電話したり、何がしたかったのでしょうね。

会社人(もっと言えばものづくりの会社人)をしていると、ものすごい違和感を感じます。(相当言葉を柔らかくしています。)
何かトラブル・問題が起きた時やること。
1. 流出防止
2. 波及範囲の特定・対応
3. 原因の特定(直接の原因、背後にある真因に分ける)
4. 暫定対策
5. 再発防止策の策定
6. 恒久対策
でしょうか。

上記を見ればわかるのですが、原因の吊し上げは入っていません。
もう一回書きます。吊し上げは入っていません。
なぜ入っていないかは、簡単です。それが対策にならないからと言うロジカルな理由です。

特定の人が原因で問題が発生した時。その人の排除は一番最後に検討します。ほぼ排除しません。
なぜ排除しないかは簡単です。その人を排除したところで、根本的な対策を打たないと数年後に同様の人が現れるので、何の「解決」にもならないからです。(表面的な対策ほど無駄なものはない)
会社人としては「問題」を「解決」できないことは、「無能」「有害」のレッテルを貼られる事となります。

元に戻って、スシローの炎上事件で第三者としてネットで活動された方は何をしたかったのでしょうね。
すぐにくら寿司で模倣犯が出たので再発防止策としては無意味。過去もコンビニ等で同様の事件があり、何の再発防止にもなっていないので、無意味。

案件は違いますが、白饅頭さんのnoteにも書かれていました。「私刑」することで自分が正義側にいることを確認したいそうです。
冷静に考えて、目的は達成されていないですよね。「私刑」する側は正義ではないですから。

自分が正義側にいることを確認したい(自分が正義側にいることが確認できない)という問題に対して、「私刑」するは、対策になっていないことがなぜ理解できなのでしょう。
世の中で過去から現在に起こっている第三者による批判はほとんどが無意味かつ悪影響しか出ていない。
ごく少数の良い影響を与えたことがあるのは事実です。
確率論から言って「無意味かつ悪影響」なことをなんでやるんでしょうね。

そろそろ第三者を批判することが批判する側を「持ち上げる」ことにならない事実を理解して欲しいです。

第三者の批判って、パワハラと変わらないんですけど。
パワハラは、叱責の内容が事実かどうかは問われません。行為そのものがパワハラです。
だったら、炎上事件で電凸していることはパワハラそのものです。
なんでこんな簡単なことがわからずに「私刑」に酔いしれることができるのでしょうか?

「問題」は「解決」しなければ何の価値もない会社人をしていると、嫌味でもなんでもなく心から理解できません。

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