東京で昔あった通学路の独自標識 (おにぎり型/三角形の旧標識)
「通学路」の警戒標識は、標識令で定められた公式な図柄 (208)「学校、幼稚園、保育所等あり」があり、🚸といった絵文字にも採用されている。にもかかわらず、通学路を表す標識は昔から道路管理者によって非公式なデザインが最も横行している標識の一つでもある。今はもう廃止されているが、東京都ではかつてこんなデザインの「通学路」標識が多く設置されていた。
「通学路」の標識は市区町村が設置することが多い。東京では、1970~1980年代におにぎり型/三角形の黄色い標識が多く見られたようだ。しかし、その後は公式デザインに統一された。
しかし、特殊な場所では、いまでも旧標識を見つけることができる。
東京都北区豊島 (豊島中央通り商店街アーケード)
アーケード商店街の一角にきれいな状態で残っている。屋根があるため、鉄製標識であっても非常にいい状態で残っているのだろう。
東京都渋谷区猿楽町 (猿楽橋 - 山手線高架橋)
古い高架橋の下、しかも鉄道の敷地内に立っていたため、いままで残っていると思われる。
【撤去済】東京都北区王子 (稲荷前跨線人道橋付近)
ここにも現役の旧標識があったが、2022年に現在の図柄に更新されてしまった。
京都市東山区今熊野北日吉町 (京都女子大脇)
参考: 旧標識と似た標識
一部の自治体では、いまでも独自のデザインで「通学路」の標識を設置している。
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