自分のやりたい事で食っていくのが無理なんじゃないか?と感じていた時②
ほとんどの人は、自分のやりたい事は、=自分の好きな事だと思う。
ここに異論はないかと思う。
自分の好きなものは、割と偏っていて、アンダーグランドな趣味嗜好だったり、マイナーなものに興味を惹かれがちで、どこかメジャーなものに否定的な趣味をしている。
音楽、アート、ファッション関係のやりたい事が多く、メジャーなものを見ないわけではないが、ややマイナー、コアなものに興味を惹かれまくる。
が故に「自分のやりたい事や、好きな事で食っていくのが無理なんじゃないか?」と感じる事が多々あった。
だからこそ、普段は生活の為の仕事を持ち、それ以外でやりたい事の収入をたまに得るみたいな暮らしをしていた。
けれど、ここに来て、「いや、本腰を入れてもいけるんじゃないかな?」という兆しが見えて来た。これはやりたい事の収入が上がってきたとかではなく、考えにおけるもので。
例えば、
「大多数の人が好きなメニューのある飲食店」や、「ポップスを歌うミュージシャン」が、やりたい事なら、これで食っていけるかもという確信が持てるかもしれない。
けど、「珍味、妙味をメインとした飲食店」や『マリリン・マンソンみたいなミュージシャン」がやりたい事の場合、これで食っていけると確信が持てるかは微妙なところだろう。
多分、ここで大切なのは、
「自分のやりたい事をただやる」のではなく、
「自分のやりたい事で、自分も人も豊かにする」と思える活動が出来るかどうか?なんじゃないかなと思う。
「珍味、妙味をメインとした飲食店」をやりたい人が、「大多数の人が好きなメニューのある飲食店」にやりたい事を変更しては、自分が幸せになれない。(まあ出来るなら、両方やっても構わないが)
あくまで、「珍味、妙味をメインとした飲食店」でなおかつ「人を豊かに出来る」かがポイントだ。
そこに、大多数の人が好きなメニューを増やしてみたりしてもいいが、今回はまた別のパターンで検証してみる。
まあここで頭で考えれば、「珍味、妙味の売り出し方を変える」とか、色々思い付くが、今現状そのままでもいいと思う。
ちょっと文章が長くなるので、略式を使わせて貰う。
例えば、
「大多数の人が好きなメニューのある飲食店」を1、
「珍味、妙味をメインとした飲食店」を2とする。
そして、「自分も人も豊かにする行動」をAとする。
(ここでの「自分も人も豊かにする行動」はジャンルにより様々なので、各々の発想や、やり方に任せる。例えば何かを無料で提供するとか、メディアに出るとか、、)
1が普通に努力してAをすれば、1番成功は近い。
2が1と同じようにAをしても、多分1と同じ感覚で成功は、難しいだろう。もっと時間がかかるはずだ。
けれど、Aをしない1よりは、Aを頑張る2の方が結果的に自分も人も豊かにしていると思う。
そして、そうする事で、それだけ人の目に留まり、そこに面白味を見出す人が出て来るのではないか?と思うからだ。
もちろん1が普通に努力してAをした場合には勝てないが、「いや、そこそこ勝算あるんちゃう?」ってラインまでは2でもいけるはずだ。
本当にやらなくてはならないのは、やりたい事が何かも頭を使う事も大切だが、形はなんであれ「自分も人も豊かな気持ちにする事」と「猛烈なアピール(要は宣伝)」だ。
「なんだ、そんな事か」と思うかもしれないが、自分はそんな事が無理だと思っていた。
「自分のやっている事は受けないんじゃないか?」とネガティブな呪いに掛かっていた。
その呪いの掛かった状態で、宣伝活動を頑張ろという気になれるわけがない。
その呪いを解いてくれたのが、こんな見通しが出来たからだ。
わかりやすい例で言えば、
自分の友人に、「皆に受けそうな小物」を作り売っている人がいる。
もう1人、「アンダーグラウンドな音楽」をやっている友人がいる。
これが何故か、後者の方がフォロワーも多く、売れている。
何が違うか?
やはり勢い、宣伝力なのだ。
前者は「こんなん皆んな好きやろ笑」みたいな感覚で作って売っている。だから、激しい宣伝活動はあまりしない。というか、する必要がないと感じているようにも見える。
(食えるぐらいは売れていると聞いてます。)
後者は、良くも悪くも目立っている。どんどん動画やSNSに出て、音楽以外の仕事もこなす。
変に作品に対して、これどうなんやろ?売れるかなとか考えず、とりあえず出す。表に出る。
そうすると、音楽どうこうの前に、その人を面白がる人が増え、別の仕事が来て売れる。
だから、色んな勝ちパターンがあるって事を自分に理解出来た。
結局売れるなら、好きな事した方がいいって話。
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