ナゲッツブログ開始。プレイオフ初戦はMINに決定。

初めまして、道道です。
ナゲッツを愛するこの気持ちを消化するためにブログを始めることにしました。
とりあえずの目的はナゲッツの素晴らしさを伝えること。
自己満ですが、やる気と時間がある時に書いていきたいと思います。
取り扱う内容はやりながら決める予定です。
文章作成トレーニングを兼ねているので駄文はお許しください。

伝えたいことはたくさんありますが、今回はプレイオフ初戦に向けて、チームの現状と1回戦MINとのシリーズのポイントについて書いていきたいと思います。

チームのいま

ナゲッツは2023シーズンを53勝29敗、ウエスタンカンファレンスを1位という成績で終えました。RS1位はフランチャイズ初の結果で長年応援してきたファンはとても嬉しい結果でした。特にシーズン前半は圧倒的な強さで首位独走、一時期は2位に8ゲーム差をつけました。シーズン終盤に調子を落として勝ち星を増やすことはできませんでしたが、課題であったベンチ陣の改善に向けてトライアルを重ねることができました。このトライアルは結果的に上手くいことはなく、寧ろチームが調子を落とすことになってしましましたが、怪我が増えてきたスタメン選手のプレータイムを抑えて消耗させなかったこと、プレイオフ前に起用すべき選手をじっくりと見極められたこと、この2点は他の西地区のチームにとっては余裕がないが為に難しかったことであり、プレイオフに向けてポジティブな要素としてはたらくでしょう。特にシーズン最終盤の収穫としてはワトソンの台頭です。シーズンの大半をGリーグでプレーしNBAでの出場機会を怪我で尽く失い続けてきた彼ですが、ファンの予想を遥かに上まるスピードで成長していました。ワトソンのディフェンス、特に自身の長さと一瞬の跳躍力を活かしたブロックはこれまでチームに無かったものであり、プレイオフでプレータイムがあっても驚きはしないでしょう。まだ荒削りな部分が多く過度な期待は禁物ですが、インパクトのあるプレーをしますし、プレイオフのラッキーボーイ的な存在になるかもしれません。

プレイオフのローテション

スタメンが変わることはまずないでしょう。
シーズンを通して苦しんだベンチタイムの選手起用は気になるところです。
一番多かったパターンはマレー+ベンチですがマレーの負担が大きく、プレイオフの初戦からやるかは不透明です。ブルブラがPGとしてベンチタイムに活躍できることを証明できたので、シーズンとは異なるローテーションを組むことも考えられます。ひとまずプレイオフ1回戦は優勝を見据えて余り消耗したくないので9人ローテを組むでしょう。ワンポイントで合計10人起用は可能性としてありますが、今回は9人起用する場合を考えてローテに入る可能性、ローテに入る理由と外れる理由を考えます。

①ローテに入る確率
A:確定(90~100%) B:ほぼ確定(70~90%) C:可能性あり(40~70)
D:ほぼなし(0〜40)
②ローテ入りの理由
③ローテを外れる理由

Bruce Brown
①A(100)
②ディフェンス力、シーズン終盤はOffで成長を見せた
③サイズを理由にPTが減ることはあるかも、ローテ外になることはまずない

Christian Braun
①B(85)
②ディフェンス力、遂行力
③チームオフェンスに影響が出るまで3Pが入らなくなってしまった場合
コメント:ミスのないディフェンスの信頼度はチーム1、OfRebでチームの攻撃回数を増やしてほしい。シュートの調子でPTが左右されそう。

Jef Green
①B(80)
②3Pの復調、ペイントエリアのフィニッシャー
③チームオフェンスに影響が出るまで3Pが入らなくなってしまった場合
コメント:なんだかんだ言って経験豊富なベテラン、ベンチタイムには貴重はペイントエリアの得点源、ワトソンが活躍したら外れるかも

Zeke Nnaji
①B(70)
②ペイントエリアのフィニッシャー、リバウンド、スイッチ可能
③怪我、戦術理解度、スモールビッグの限界
コメント:怪我が一番怖い、ストレッチ4からインサイドにモデルチェンジした分ペリメーターディフェンスは昨年ほどのインパクトはないのでワトソンにに変わられる可能性あり

Peyton Watson
①C(65)
②ディフェンス、リムプロ、リバウンド、
③シュート力、戦術理解度、遂行力
コメント:出る理由はある、一方で簡単に出せない理由もある。1回戦、3-0になって大活躍→ローテ入りとかありそう。ワンポイント起用考えられる。MINのサイズに対抗する上でローテ入もある

Reggy Jackson
①C(60)
②ブルブラPGの崩壊、シュート力の復調、プレイオフレジー
③シュート悪化、TO
コメント:レジーが出る必要がある場合はマレーやブルブラがトラブった場合。
余り想定はしたくない

Blatko Cancar
①C(50)
②シュート力、ベンチタイムの対ゾーンアタック
③明確な個としての強み
コメント:幅広いプレーを誰とでもこなせることが強みだが、一芸がないためチャンチャーを使わないといけない理由もない。機転が効くのでベンチタイムにゾーンを敷いてくる相手には有効かも。

Thomas Bryant
①C(40)
②ベンチタイムにインサイドを荒らされシンプルなサイズとフィジカルが必要
③シーズンがうまくいかなかった
コメント:トマブラが出る場合はナジ、ジェフ、ワトソン、が全く歯が立たなかった場合。MIN戦はインサイド陣のファールトラブルで出番あるかも。

DeAndre Jordan
①C(10)
②デカさ
③実力不足
コメント:トマブラ同様、MIN戦なら。

Ish Smith
①C(10)
②ベンチPG全滅
③シーズンの使われ方
コメント:PT得るのが1番難しい

RSのパフォーマンスを見る限り第1戦はBB、CB、ナジ、ジェフの4人がローテーションに入るでしょう。しかし、シリーズが進むにつれてテコ入れを行う場面が必ずきます。シーズン終盤にベンチメンバーがプレータイムを多く得たことでプレイオフに向けて良い準備ができたことは、RSからローテを絞って戦わざるを得なかったチームにはできなかったことです。また各々がチームに異なる武器を提供できます。ベンチの層の厚さはコーチ陣にとっては保有するカードの枚数の多さを意味します。同じ相手と最低でも4試合戦うプレイオフでは、前の試合で通用していた戦術、選手が対策されて全く通用しなくなることが頻繁に起こります。相性や選手の好不調によってBB以外の4人は他の選手と入れ替わることもあるでしょう。今のベンチメンバーに試合を決めるビッグショットを決めることができる選手はいませんが、特徴の異なるディフェンスとトランジションで流れを呼び込むことができる選手を多く抱えています。元々層が厚かったチームは、NBAに適応したCBと急成長を見せたワトソンのルーキーコンビ、チャンチャー4年目の本領発揮によってさらにぶ厚くなりました。ラッキーボーイ的な存在が現れかも楽しみですね。

1回戦、MIN戦の見どころ。
シリーズを左右する4つのポイント

さて、次はプレイオフ初戦とシリーズの注目ポイントを紹介したいと思います。シリーズの行く末を左右するポイントは思いつく限りで10個以上はあるのですが、
ここではそのうちの4個をピックアップしました。

①MINのヨキッチ対策
②ゴードンの役割
③ナゲッツのマッチアップKATとエドワーズをどう止めるか
④ペイントエリアの攻防

①MINのヨキッチ対策

この話はどちらかというとMIN側の視点の話になります。MINがシリーズ突破をする為にまず考えるべきはヨキッチを抑えることでしょう。特にヨキッチのポストプレーを守ることを意識してくるでしょう。ヨキッチのポストアタックは自身の得点力が最も生かされるだけでなく、そこから全方位にアシストを捌くことができるエリアで、これを止めない事には常に失点する脅威を感じなければなりません

近年のヨキッチのポスト対策はざっくり3つです。
1)優秀なビックマンを当てて1on1で守らせる
2)PFやウイングの選手がマッチアップ、リムプロテクターをゴール下に配置
3)スモールセンターでオフェンス時の優位を狙う

リーグのほとんどのチームが1つの方法、または2つの方法しか持ち得ていませんが、MINは1)〜3)の全てを実行できる戦力を持ちます。私はこの点でMINは当たりたくないチームでした。考えられる守り方を一つずつ見ていきましょう。

 まずは1)の守り方です。ゴベアはリーグトップクラスのディフェンシブセンターです。KATもヨキッチのポストプレーを止めるには十分なフィジカルの持ち主です。ただしそんな2人ともヨキッチを1人で止めることは難しいでしょう。基本ゴベアがマッチアップすることが考えられますが、ゴベアが不在の時間帯のKATはヨキッチに対抗するにはやはり十分なプレーヤーです。

2)の守り方は今シーズンリーグ内でヨキッチ対策としてトレンドになった守り方です。本来ヨキッチにマッチアップするような選手がゴードンにマッチアップし、その他の選手がフルフロントで常にヨキッチの前に入りヨキッチにボールを入れさせない守り方です。ポストでヨキッチがボールを受けた場合は、リムプロテクター役がダブルチームを仕掛けポストプレーを防ぐか、パスコースに立つことでヨキッチの選択肢を限定します。そしてこの守り方が有効である理由はAGを同時に守ることができることです。フィジカルや長さがある選手が多いリムプロテクターはAGにつながるパスを防ぎながら、もしパスが通ってもブロックに跳ぶことができます。

しかし、優秀なリムプロテクターとサイズ、フィジカルを備えた選手両方が必要であるため実行可能なチームは多くありません。今シーズンはLAC、TOR、MEMなどがやってきました。MINは3選手の4パターンでこれが可能です。MINはサイズ、長さに優れている選手が多く、ヨキッチのこの戦術に合った選手が多くいます。マクダニエルズの不在は不幸中の幸いかもしれません。

(マッチアップ+リムプロテクター)
①KAT+ゴベア
②ゴベア+KAT
③アンダーソン+ゴベア
④アンダーソン+KAT

3)はヨキッチを止めるための作戦ではなく、ヨキッチのディフェンスを狙うものです。コートを広く取りヨキッチを3Pラインまで引き出すことでオープンな3Pと手薄なゴール下へのアタックを狙います。アンダーソンがセンターの場合がこれを指しますが、KATが復帰したためほとんどこのパターンは考慮する必要はないでしょう。

このようにMINはヨキッチを守るポテンシャルが高く、ナゲッツにとっては厄介な相手です。ヨキッチとゴードンがインサイドで優位性を取るのはナゲッツのオフェンスにとっては当たり前のことであり、前提です。この前提が覆されるとオフェンスが苦しくなります。しかし、そうはいってもMINがヨキッチを中心とした攻撃を止めることは結果的に難しいと見ています。2)の戦術は確かに厄介で、RSに用いてきたチームに対してナゲッツのオフェンスは苦しんでいますが、試合の中で順応し解決しています。1)についても苦しむ時間帯はあっても最終的にはヨキッチが上回るはずです。

どちらにせよヨキッチを止めることは不可能だと思っていますが、大事なのはMINがこの点で持つ戦術上のカードが複数あることです。対応に遅れをとることがあればシリーズが長引くことに繋がりかねません。ナゲッツとしてはこれらを含めたMINのディフェンス一つずつに対してできるだけ早く回答を出し、カードの枚数を減らして行くことが求められます。このスピードがシリーズにどれだけ時間がかかるかを決めるでしょう。
(追記:ゾーンディフェンスを考慮するのを忘れていました)

②ゴードンの役割

MINとのシリーズにおいてキープレーヤーを挙げるなら彼です。
ディフェンス面はチームに全体に関わるので③で後述するので、ここではオフェンスにフォーカスします。ゴードンが攻撃時に果たす役割のメインはペイントエリアの得点です。ヨキッチからパスを受ける、ミスマッチを押し込むこの2つです。
しかし、MINのシリーズは3Pとやドライブといったサブの役割が重要になりそうです。その理由の1つ目はMINのペイントエリアのディフェンスの脅威です。ゴベア、KATが構えるMINのインサイドは簡単に得点できません。理由の2つ目は先ほど①で紹介した2)のディフェンスです。2)のディフェンスはリムプロテクターがゴードンにマッチアップしますが、ゴール下付近にポジションをとる必要があるためゴードンの3Pを意図的に諦めますことが多くあります。この捨てられた3Pをどれだけ決めることができるかは2)のディフェンス攻略の鍵になりますし、2)のディフェンスではなくても、ゴベアかKATとマッチする場合、スピードのミスマッチを活かしてゴードンがどれだけ攻めることができるかはKATとゴベアのファール数を重ねる点でも、相手に的を絞らせない点でも重要になります。あとFTも。

③ナゲッツのマッチアップKATとエドワーズをどう止めるか

KATとエドワーズ、この2人をどう抑えるかもシリーズを優位に進めることができるかの重要なポイントです。KATにはゴードン、エドワーズにはKCPがマッチアップするでしょう。この2人は信頼できるディフェンダーですが、KATとエドワーズ相手にはフィジカル面で分がありません。MINの素晴らしいスコアラー達を抑える為には少しでもタフショットを打たせることが重要ですが、リングに向かって強いアタックができる2人に対してはファールが嵩むことは覚悟すべきでしょう。エドワーズに対してはCB、KATに対してはジェフ、ナジといったベンチメンバーがどれだけ対抗できるかが注目です。ローテーション絞って戦うことが予想されるMINに対して、ナゲッツのベンチがシーズン後半のようなディフェンスを見せることができれば、疲労の差から自ずと速攻が増えます。持ち前のトランジションオフェンスに繋げることができれば一気にリードを広げて試合を決めることもあるかもしれません。

④ペイントエリアの攻防

シンプルです。ペイントエリアでの得点をどれだけ増やせるか、逆に相手のペイントエリアの得点をどれだけ抑えることができるかです。
MINもナゲッツもペイントエリアでの得点に強みがあるチームです。この点でどちらが主導権を握るか注目してみてください。ナゲッツが防ぎたいポイントはエドワーズのペイントアタックです。屈強なフィジカルを持ちながら高いハンドリング能力とスピードを活かしてリングにアタックしてきます。ペイントエリアで勢いに乗ってきたエドワーズのシュートを止めるのは困難ですが、例えシュートを落としてくれたとしてもディフェンスラインが押し込まれ、ゴベアやKAT、アンダーソンといった選手のオフェンスリバウンドにつながりやすくなります。リーグ屈指のビッグマンにゴール付近でリバウンドを許すことは失点に直結する可能性も高くなります。そのため、まずはエドワーズにペイントアタックを許さず、プルアップやタフショットを撃たせることが重要です。
逆にナゲッツ側が増やしたいペイントエリアの得点はトランジションから生まれる得点です。おそらくハーフコートオフェンスで2点をとることは普段より難易度が増します。この分の得点をトランジションオフェンスから取れると試合運びが楽になります。特にベンチプレーヤーが多くプレーする時間帯はハーフコートオフェンスに課題が残るので可能な限りトランジションの多い展開に持ち込みたいです。よりリングから離れた位置からタフショットを撃たす、しっかりリバウンドを確保するといった結局ペイントエリア付近の戦いがベンチにおいても重要になります。

まとめ

さてここまでナゲッツのプレイオフ前の状況とプレイオフに向けた展望を書いて行きました。初回ということで張り切って書きましが、予想以上に字数と時間がかかってしまいました。まだまだ書きたいことはあったのですが限界です。ここまでにしようと思います。ちなみにシリーズ予想は4-1でナゲッツです。ペイントエリアの攻防で苦しむ場面はあるものの、最終的には得点パターンの豊富さとトランジションオフェンスで勝るナゲッツがシリーズを優位に進めると予想しました。

いよいよ、明日からプレイオフが始まります。
バブルで躍進しAG獲得で一気に優勝候補となるもマレーの大怪我、MPJの怪我でここ2シーズンはファンとしても辛い時期でした。しかし、ようやくこの時が来ました。若干の懸念はありますが、健康な状態でシーズンを終えプレイオフを迎えることができました。どこか選手が欠けていることを頭の片隅の抱えながら応援するこの2シーズンとは異なり、今年は1ゲーム、1シリーズ、1つ1つのプレーを本気で応援することができます。楽しみですね。

残念ながら私は仕事でリアルタイム観戦はできないので応援は皆さんお任せします…

完全自己満で始めたnoteですが、良ければコメントやスキをいただけると嬉しいです。
それではまた〜

道道

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