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今度は見えた~界橋

 昨年末から穏やかな日が続いている
実家に帰ったり、遠方である会合に出かけたりと、移動には大助かりだ

 その移動中思い立って、以前訪れたけど見えなかった石橋を再訪した
なぜ見えなかったかというと、夏場で草などに覆われていたからだ
冬場なら、きっとその草や葉が枯れて見えるのではないか?

かつて草に覆われて見えなかった石橋

 その橋の名前は「界橋(さかいばし)」
宇佐市院内に多数ある石橋の一つで、国道387号から東に2kmばかり入った所にある

 「今回は見えるといいな」と思いながら訪ねると、バッチリ見えた

草がすっかり枯れて現れた界橋

 やはり、以前石橋を覆っていた草が枯れたお陰で、姿を現したのだ
現れた橋は脚が長く、細くて美しいフォルムをしている

 小ぶりな橋で、一軒の民家の玄関先に届く格好でアーチ橋が渡してある
あたかもプライベート橋のような雰囲気だ
 人しか渡れないため、今はすぐ横に車も渡れる橋がもう一本かかっている

二本並んで架かる石橋とコンクリート橋

 草がなくなって、見通しがよくなったおかげで、橋の下もよく見える
前回は気づかなかったが、橋はけっこうな高さがあった

かなりの高さに架かるアーチ橋

 少し上流にかかる「一の橋」同様、古い橋なのだろうか?
積まれた石は自然石に近いように見える

崩れる心配があったのか、橋の袂はコンクリートでガッチリ保護されていた

下をがっちりと固められた界橋の袂

 反対側も土台の脇をコンクリートで固めてあり、積み石の間も埋めてある

手の入れられた土台は一様でない

 石自体も風化していっているようで、石の表面は滑らかではない

表面がでこぼこの石積み

 それでも輪石はしっかりと形が保たれており、橋自体の強度は十分なのだろう

整然と並んでいる輪石

 石の状態は、逆光で見えにくい部分もあったが、橋全体が見えて良かった


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