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#35通院する病院の変更

『調子はどうですか。』
「いいです。」
毎回、先生の質問にこう答える母。
内科なのに、聴診器も母にあてない。
パソコンを見つめたまま、薬の話しになる。
私が、母の状態を話す。
『目が開かなくなったり、胸が苦しいといったりするのですが。パーキンソンの症状ですかね。』
医師は、
『内科なのでパーキンソンのことはわからない。心配なら、脳神経内科を紹介する。』と。
それはそうかもしれないが、もう少し親身になって見てほしいと思った。
パーキンソンのことが心配だったので、紹介状を書いてもらい診察を受けた。しかし、具体的な話しはなにもなかった。年齢のこともあるので、対処方法は特になかった。薬を少し増やしてみようと言うことであった。
通院は、近くの内科。聴診器をあてない医師のもとに戻った。
その後、数回通ったが、なにも変わらなかった。
母を車に乗せ、さらに病院の車イスに乗せ通ったが、聴診器もあてない、何も見ない医師であった。
とうとう、私も言ってしまった。
『内科なのに聴診器もあててもらえないのですか。母をつれて毎回来ているが、診察や言葉かけはほとんどない。
医師としてどうなんでしょうか。』
反論や説明は何もない。
しかし、次に受診した時には、聴診器を前だけあててくれていた。私の気持ちが伝わったのか。
母の状態もだんだん悪くなってきている。もしものことがあっても、往診はできないとのこと。
往診がしてもらえて、話の聞いてもらえる医師を探そう。とは言っても、病院がたくさんあるわけではない。
近所の人の話を聞いて変わることにした。紹介状を書いてもらった。

この病院は、私の祖父も通院していた。最後は、自宅に往診してくださっていた。
初日、いろいろ話を聞いてくださり、母も私も安心した。血液検査、尿検査を前の病院では、毎回行っていたが、ここでは、状態を見ながらすすめていくと言われた。
先日も、胸が苦しい、腹が苦しいと言う話をしたら、エコー検査をして見てくださった。母の負担を考えてできる検査をしてくださった。特に大きな問題はなかった。検査結果をきちんと伝えてくださり、何かあれば往診もできることを話してくださった。
本当に母も私も安心した。
この病院にしてよかった。病院に行くたびに悩んでいたが、今はそんな、悩みは消えてしまった。
本当に患者に寄り添える医師と出会えることが一番である。
おかしいと思ったら、通院する病院は変更すべきである。




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