沓子

日々思っていること、好きなことなんかを、なるべくそのまま飾らずだらだらと。 言葉にす…

沓子

日々思っていること、好きなことなんかを、なるべくそのまま飾らずだらだらと。 言葉にするとデトックスになりそうなので、日記のようだけど日記よりすこし余所いきに。 タイピングの練習も兼ねて、気楽なスタンスで(なにより、ラップトップひろげてるひとに憧れが)。

最近の記事

地に足をつけて生きるひとの美しさを知る

もしかしたらよかったのかもしれないな、と思う。 もう何のために働いているのかわからなかった仕事を辞められたことも、発達障害気味の夫にひたすら振り回されてしまっていることに気づけたことも、母に対する眠っていた怒りのような感情に気づいたことも、健全な母親として必要な振る舞いやこれから先も社会と関わって生きていくにあたって必要な姿勢を妹から学んだことも。 やっぱりわたしはめちゃくちゃな人生を歩んでいたのだろう。 軸足が自分ではなかったし、どこかで夫に何とかしてもらおうと思って

    • 機が熟すそのとき

      私は何もかも失ってしまった。 仕事もたまに会う仲間も社会も。 元気な母も。 そんな夏だった。 ありとあらゆるものがなくなり、肩の荷が降りた気もした。 もともとプライベートな時間まで制限を課される仕事に疑問を抱かずにはいられなかったし、もともと人と会うにはとてもエネルギーが要るタイプだし、外の世界と関わることは外用の自分でいることが必要だし。 ひとつひとつが気がついてみたら重たかったのだと思う。 自由奔放で明るさだけが取り柄のような母はうつを患った。 毎日生きることと戦っ

      • こころ静かに

        静かに生きたい 穏やかに生きたい 毎日を天気や温度や物音を静かに感じて、急がず自由で自分次第 周りに感情や行動を操られる事なく、1日をしいんとしたこころで終えたい 現実はといえば、バランスが取れないし、コントロールが効かないし、うまくできない 自分が掘った落とし穴にはまってもがいて、でもそこから出ていく力は持ち合わせていない わたしは今その渦中 人生ですべきことはなるべく多くの経験をしてみること 広く隈なく隅々までこの目で見、感じること それにはとても時間が

        • 静けさのなかに棲むものとは

          「大豆田とわ子と三人の元夫」最終話見終えました。 坂元さんの書く家族の話は、いつも少しだけ遅れてわたしの生きる世界を追いかけてきて答え合わせをしてくれるような、不思議な作品です。 出口はもう見つからないんじゃないかと思うような結構な長い期間を戦い抜いたあとに、そのタイミングでしかわからなかったかもしれない回答をひらりと一枚くれるみたいな、そういう感じ。 タイミングって重要。 これがもし恋なら完落ちです。 彼は詐欺師にもなれたんだろう。笑 既視感があるってこともない

        地に足をつけて生きるひとの美しさを知る

          「違うこと」をしないこと #7

          大きな欲は私にはない(だから夢がなかったのかも)。 だったらいいな、と思っているだけのものはたいてい叶わない。 全ては手に入らないとわかったとき、あなたは何を残し、何を手放しますか____? 何となく思い描いていた未来は私の前には訪れなかった。 少女漫画のストーリーや出来杉くんな人生は実際には起こらないという事実(というか主役にはなれない現実)を知った私はおそらく早めに人生に絶望し、大きなことは願わなくなった。 毎日が少しずつ楽しくて、居場所があればそれでよかった。

          「違うこと」をしないこと #7

          「違うこと」をしないこと #6

          私には信仰もなければ霊感もない。 けれど、言霊とおばあちゃんの力は信じている。 頭がカッカして、胸のうちがむしゃくしゃして、腹の中が真っ黒な感情で埋め尽くされている時も、できる限りは口には出さない。 それはそれは中では罵詈雑言の嵐が吹き荒れ、制御不能になることも多々あるが、口にするか否かは自分で決められる。 言葉にして吐き出せばそれは力を持って、さらに自分のところに返ってくる。 なぜか知らないがそうなるのだ。 昔から悪いことをすれば必ず見つかるし、決まって痛い目に

          「違うこと」をしないこと #6

          「違うこと」をしないこと #5

          選択肢。 人生は選択の連続だ。 知ってます、知ってますとも。 でもあの頃、私は気付かなかったし、教えてくれる人にも出会わなかった。 たいがいは触れてきたものの中からしか選べないことも、触れてきていないものには選ぶ機会さえ訪れないことも。 無知って罪。 そう思う。 全部の壁にぶち当たるのだ。 夢を持ちなさい。 大人はそう言うけど、夢って現実的じゃないし、なんだか恥ずかしいものだと思っていた。 すごく大きいものじゃないといけないような気がしていた(スーパースタ

          「違うこと」をしないこと #5

          「違うこと」をしないこと #4

          そのことを早く書けよって思ってます? 吉本ばななさん著 『「違うこと」をしないこと』 を読んだんです。 でしょうね。でしょうよ。 それで思ったことを書きたいんですけど、思ったことがあまりにも遡ったところから頷けてしまったので遡らずを得ず、遡ってる次第です。 私はついに東京に出た。 とは言っても関東在住なので通学組である。 思えばこのころが一番キラキラしていたのかもしれないなと思う。 服や髪もいろんなことを試してみたし、メイクも覚えたし、初めて恋人ができたりし

          「違うこと」をしないこと #4

          「違うこと」をしないこと #3

          こじらせた私は東京に出ることになる。 ここで伝えておきたいのは、私にはHSP気質があるようだ、ということ。 さらに言うと、HSS型HSP(刺激は欲しいけれど傷つきやすい)の方だ。 こじらせた上にもれなく面倒臭さまでついてくる。 本当のところ、もともとの気質なのか、こじらせすぎた結果がこれなのかは今もわからない。 というかこれ、もっと早くに知りたかったのだが。 好奇心旺盛型HSPの私は、おしゃれに目覚めた。 だって、好奇心が旺盛なのだから。 ファッション雑誌を読

          「違うこと」をしないこと #3

          「違うこと」をしないこと #2

          生きていく上で、あ〜これやだな〜とか、やりたくないな〜とか、行きたくないな〜とかいうことってめちゃくちゃある。 なんなら人生のほとんどはこの部類じゃないかと思う。 いやでもしかし、普通の人間であるためには乗り越えねばならない壁である。 学校行きますよね。行かないとダメみたいだし。みんな行ってるし。 でも学校ってひといっぱいいるし、だからいやなことたくさん起こる。 こどもは言っちゃいけないことを言うし、空気なんてものは見えないし読まない。 先生も授業だからやらなきゃ

          「違うこと」をしないこと #2

          「違うこと」をしないこと

          とっ散らかって生きてきた。 ということに40にもなってようやく気づいた。 仕方ないといえば仕方なかった。 どこから間違えてしまったんだろうと想いを巡らせても、人生に間違えなどないことはすでに理解してしまっている。 自分で選んだ道には自分で追わなければならない責任がついてくる。 最近また改めて吉本ばなな作品を読んでいる。 といっても読破してます!と言えるほどでは全くなく、ぽつぽつと読んでいる。 働く環境が塞がり時間ができると、私このままではまずいな、という思いがふ

          「違うこと」をしないこと