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Leica SL2を購入した(プロローグ編)

 いわゆる"カメラ好き"の諸氏ならその楽しさを理解してくれると思うのだが、ECサイトで商品を買い物カゴに入れて、買った気分に浸ったりすることは無いだろうか。もしくは、今ある機材の買取見積を実施するとはたしてどのような機材が買えるか試すのだ。実際に買ったり、売ったりすることはしないのだが、この擬似ショッピングにはある種のワクワク感があり、ついやってしまう。"カメラ好き"特有の遊びと言っていいだろう。Leica SL2を購入した理由も、そんな"遊び"からだ。

 筆者のLeica SL2への思いは、NOCTILUX-M 50mm f0.95 ASPHをLeica M10-Pで使うことに限界を感じ、グリップが欲しいとか、ビソフレックスを付けたいとかあれこれ考えていたことから始まる。Twitterにてその旨を呟くと、ライカに造詣の深い先輩諸氏から「Leica SL2はどうだ?」とアドバイスされたのだ。「言われてみれば。」と思い、マップカメラの地下にて試写したところ思った以上に使い勝手が良く、この組み合わせこそが正しい姿なのではと素直に思った。一方で、Leica M10-Pとの使い分けに悩み、今は購入するタイミングではないと考えていた(詳細はこの記事(↓))。しかし、結果的には、今筆者の手元にある。それは、自分が想定した以上に早すぎるタイミングだった。

 きっかけは前述の"遊び"であった。SL2を買った気分に浸ろうと、ECサイトの買い物カゴに入れた。ここまでは通常どおりであった。ただ、この日は表参道のバルで会食をした直後で、ほろ酔い気分でだったのである。酔っているとロクな考えをしないのは人間のサガというべきものであろう。ふと、まるでチキンレースの如く、購入する直前まで画面を進めてギリギリのところで買わないという遊びが面白い、と思ったのだ。シラフの今振り返ると、特に面白くもなんともないのだが、酔うと何でも楽しく感じてしまうもの。早速、遊んでみようと購入手続きをポチポチと進めてみると、ふとこのまま購入するかという気分になっていき、つい決済まで完了してしまった。気づいたら、いついつ発送しますとなっていたのだ。そもそも当初は買うつもりもなかったので、下取りも何もせず、さらに新品を購入したので、一括85万円翌月払いだ。この時最初に出てきた感情は"やってしまったな"だった。誤解がないように書いておくが、Leica SL2は大変素晴らしいカメラだし、使っていて非常に楽しいカメラだ。ただ、まさか、こんな形で購入するとは、という感情が一番最初に湧いたのである。

 想定とは違う形で購入することとなったが、これがこのタイミングでLeica SL2を購入した顛末である。さて、最後はカメラ・レンズを買った時に言うあのお馴染みのセリフで、本記事を締めくくりたい。

My New Gear!!!

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 次回、開封の儀編を掲載する。

 それでは、良き写活と良きnoteライフを。


 

日本にはチップ文化が無いのでサポートするって習慣は馴染まないけど、そんな中サポートしてくれる人は素敵だと思います😭