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NHKマイルカップ、内田博幸ジョッキーが約5年ぶりのG1制覇

5/7(日)、東京競馬場にてNHKマイルカップの観戦へ行ってきました。

空模様は生憎の曇り、昼頃からは強い雨が振る中での開催でした。

注目はやはり三浦皇成ジョッキーの念願のG1制覇でしょうか?三浦ジョッキーは滲み出る人の良さから憎めないジョッキーですよね。
でもいい加減G1勝てよ。(辛辣)
メインのNHKマイルでは、2歳王者ドルチェモアへの騎乗を予定しており、G1制覇への大チャンスが舞い込んできました。
ダービーでは、同オーナー馬のドゥラエレーデの騎乗も獲得。スリーエイチレーシングからの手厚い援護はやはり三浦ジョッキーの人柄から来るのでしょうか?

この日はミルコ・デムーロ騎手が騎乗を予定していたクルゼイロドスルが熱発で回避、ダブルスナッチ号の放馬による横山武史ジョッキーの落馬等アクシデントが多かった気がします。

放馬するダブルスナッチ号。
武史ジョッキーの落馬に気づいたのはこの後でした。


にこやかにファンサービスに応じる三浦皇成ジョッキー。
人柄の良さが滲み出るいい笑顔。
この写真はNHKマイル前日にて撮影。
この日は津村明秀ジョッキーの600勝記念にも駆けつけ、風に煽られる石川裕紀人ジョッキーと横山武史ジョッキーを支えてあげるなどの気遣いも見せた。

さて、メインのNHKマイルですが、2歳王者がいるとはいえ、オッズは誰が1番人気かも分からない大混戦。
最終的にダミアン・レーン騎手のカルロヴェローチェが1番人気だったと思いますが、降りしきる雨と刻一刻と悪化する馬場状態でもはや何が来てもおかしくない状況……大波乱の予感を感じつつも、NHKマイルカップ出走のゲートが開きます。

昼を過ぎると大雨。
予想不可能な大波乱の予感。

ゲートが開いて、まず先手を主張したのはフロムダスク。
ブービー人気ながらも横山和生ジョッキーの積極策でハナを奪います。
ついでオールパルフェやセッション、ユリーシャ等が続き、人気どころのカルロヴェローチェ、ダノンタッチダウン、エエヤン、ドルチェモアは中団、3番人気武豊騎乗のオオバンブルマイ、横山武史騎乗のウンブライルは後方を追走します。

道悪の中、ハイペースで進んだレースの終盤、さすがに先行勢が持たずに脱落、レースは中団、後方から伸びてくる馬での追い比べとなりました。
まず出てきたのがダノンタッチダウン。
さすがの川田ジョッキー。マイル戦ではやはり逆らえないかという勢い。しかし、外からシャンパンカラー、オオバンブルマイがさらに伸びて来ると、ここで力尽きたかダノンタッチダウンは後退。勝負はシャンパンカラーとオオバンブルマイの一騎打ち……と、思ったが、馬場の外から猛然を襲いかかるウンブライル。勝負はこの3頭の追い比べとなった。

ウンブライルがオオバンブルマイを交わすと、残るはシャンパンカラー。落馬負傷をものともせず、ありったけの力で追い通す横山武史ジョッキーには去年には無いスゴ味を感じました。

だが、ここはベテラン内田博幸。最後まで馬を追い、アタマ差ウンブライルを抑え見事優勝。
実に約5年ぶりのG1制覇となった。

ウイニングランでは万雷の拍手と、温かな喝采と祝福に包まれた東京競馬場。
それに応えるように拳を突き上げ、ガッツポーズを見せる内田博幸ジョッキー。

オーナーと調教師の先生と共に抱き合って喜びを分かち合う姿に、やっぱり競馬っていいなって思うNHKマイルカップでした。


見事優勝したシャンパンカラー号を労う内田博幸ジョッキー。


乗馬して口取り式へ向かう内田博幸ジョッキー。
観客へガッツポーズを見せる。
優勝したシャンパンカラー号。
大混戦を制し、見事3歳王者の座へ登りつめた。
観戦スタンドにいた子どもに勝利ジョッキーリボンを手渡し、手をふる内田博幸ジョッキー。
こういった人柄の良さが、ファンに愛される証拠だろう。

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