キヤノンのRFレンズラインナップについて思うこと

どうも。一般独身男性、旦那です。

新年1発目はキヤノンRFレンズ群についてです。
もう結構な時間が経つRFマウントですけど、ぶっちゃけ他社に遅れに遅れまくってる気がしてなりません。なんと言っても、ハチャメチャに高くて手の届かないレンズか、使い所に困り果てるようなレンズしかないんですよね。

・正直、キヤノンのRFレンズにはガッカリ

僕としては、今のキヤノンにはガッカリというのが正直なところ。
レフ機時代のEFレンズ群見てくれよ……この手の届きそうな絶妙な価格と絶対的な信頼性と性能を……

先日、友人がEF24-105mm F4L IS Ⅱ USMを購入したって言うんで少し使わせてもらったんですけど、まぁ素晴らしい。
高速かつ高精度なAF、駆動音は現行品には劣るものの十分な静粛性に素晴らしい描画力……「コレがLレンズか……!!」と感嘆しましたね。

EFレンズ群の望遠レンズで挙げなきゃいけないのはそれはもうEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMでしょう。
初心者から中級者の憧れのレンズの代表格ともいえるこのレンズの存在無くしてキヤノンのカメラは語れないでしょう。

とまぁ、過去のレンズの話はこの辺にしておいて、肝心のRFレンズ群を見てみましょうね。

まずは、上でも挙げた24-105mmと100-400mmの中望遠、超望遠レンズのRFレンズとしての姿。

24-105mmは焦点距離も開放F値もF4通しと変わらずに登場。お値段も17万円前後とEFレンズから値上がりはしたものの、現在でも「頑張れば手に入るレンズ」の代表でしょう。
このレンズを多用する方は相当幸運だと思います。

また、同じ正直距離で大口径化によるF2.8通しのモデルも登場したものの、コチラは40万円程度と極めて高価なレンズなので、より写りにこだわるユーザー向けとして割り切れますね。

問題は100-400mmの方。
こちらはRFレンズとしては、望遠端が100mm延長され、RF100-500mmとして登場しています。
ただ、これがね……開放F値がF4.5-7.1という望遠端が暗くなるというまさかの仕様……しかも、お値段もEFレンズから10万円以上値上がりしています。

値上がりの面は原材料の価格高騰等による影響もあるので仕方ない部分もありますが……それならば焦点距離延長なんてせずに、EF100-400mmと同等のスペックで出してくれってのがユーザーの本音だと思います。事実、ニコンはそうしてますからね。

あと、RFレンズ群はとにかく暗い!!

上記の100-400mmのレンズには実は同じ焦点距離のレンズがリリースされているものの、開放F値は5.6-8という暗さ……

広角レンズでも平気で6.3とかいう超望遠レンズクラスの暗さな上、超望遠レンズの開放F値に関しては絞り固定でF11という「それどこで使えってんだよ!?」っていうくらいには暗いレンズを乱発。
先日発表、発売されたRF200-800mmもF6.3-9という恐ろしい暗さ!!

……一体、キヤノンは何を目指しているのでしょうか?
率直に言わせてもらえば、今やキヤノンはSIGMAやTAMRONといったサードパーティ以下と言っても過言では無いでしょう。

サードパーティの参入を認めていない以上、同じ価格を実現しろとは決して言えませんが、せめて描画力は負けない気概を見せて欲しいもんですよね……
開放F値が描画の全てとは言いませんし、実際、硝材(レンズの材質)やそれらの加工精度を総合して「描画力」となる訳ですから。

それでも、暗いレンズというのはそれだけでユーザーにとっては敬遠する材料になるんですよ。なんたって暗いレンズ=ISO感度が上がるわけで、それはつまり描画力が落ちる原因になります。

特に、超望遠レンズは野鳥や航空機、モータースポーツ等のスポーツ面での利用が多く、それらはシャッタースピードを上げて「被写体ブレ」を抑える事がキモになってくるワケで、そんなレンズで「明るさは妥協しました」っていうレンズ出すのはなんというか……ユーザーをナメてる?としか思えないんすよね。
事実、ニコンやSONYはNIKKOR Z180-600mm F5.6-6.3 VRや、FE200-600mm F5.6-6.3 G OSSといった、サードパーティにも負けないようなレンズをリリースしています。

グチグチと書いて来ましたけど、まとめると「現状、キヤノンはサードパーティの参入も認めずに、初心者、中級者ユーザーに妥協点の多いレンズを決して安価とは言えない値段で売ってるメーカー」ってワケです。
正直言って、現状のレンズラインナップでは撮影にかなり苦労するでしょう。なんならiPh○neなんかのスマホの方がキレイに撮れるんじゃあないっすかね?

コレに気づいてからは僕自身、キヤノンからSONYへ移行しようかと本気で迷っています。
せっかく魅力的なボディをリリースしているのに、それらの良さをレンズが台無しにしている、つまるところ「ボディ頼り」の方針をキヤノンは取っているんだと思います。

ただし、カメラってのはいくら安くとも現行品で揃えていくと20、30万円が最低ラインの世界。満足度の高いカメラライフを送りたいという初心者には正直キヤノンはおすすめできません。SONYにしましょう。

僕としては、キヤノンには一刻も早くにサードパーティの参入を認めるか、ニコンのNIKKOR Z 180-600mm F5.6-6.3 VRのようなサードパーティにも負けないようなレンズを出してくれるか期待しつつ、SONYへの移行も視野に入れて機材更新をしていこうと思います。

あ、これまでキヤノンを散々こき下ろしたので、キヤノンの為に最後に補足しておくと、キヤノンはEFレンズをRFマウントシステムに対応する為のアダプタもリリースしています。
なので、無理してRFレンズで揃えるよりも、十分なレビューの揃った信頼性と機能を持つEFレンズを使うという事もできますよ。

基本的にサードパーティ製のレンズにも対応しており、中古品の流通も多いので、これからカメラ始める方でどうしてもキヤノンがいい!という場合は、このマウントアダプタを使用して、EFレンズを使うといいと思います。

それでは、良いカメラライフを!



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