見出し画像

あけよろ

はい、あけおめ!ことおめ!はぴにゅ!ってやつですわ、

2024開幕!ということで1月4日に相方の神田と初詣に行ってきた。

神田は3日までガチバイトをしており、やっと年を越した4日に初詣ってきた。
売れたら年末年始が忙しくなるからと言う理由で年末年始にアホほどバイトを入れていた。
柄にも無くかっこいい考え方をしていた。

初詣に行こうとなり、どこの神社を攻めようかとなった。

そういえば、お互いにパワースポットになっているお神社があるから、せっかくだからそこを攻め散らかしてパワーのお裾分けを頂こうとなった。

調べると、神田は府中にある大國魂神社がパワースポットとなっていた。
僕は新宿の花園神社がパワースポットになっていた。

花園神社は芸能の神が祀られている神社だ。
芸能の神様が祀られている神社がパワスポは流石に勝ちすぎる。

せっかくだからと、2つとも行くことにした。

16時に府中駅に集合し大國魂神社に向かった。

神社の場所をマップで確認しようとすると、パワースポットはパワーが出ているから調べなくても、パワーがある方に向かえば着くという神田の謎理論によりマップを見ずに向かった。

駅から5分ほどと聞いていたが、10分ほど歩いてもなかなかパワーが出ている場所が見つからない。

仕方なくマップで確認すると、パワー神社と全く違う方向に向かっていた。
神田のパワスポは全く機能していなかった。

幸先が不安すぎる。

なんとか大國魂神社に到着した。

さあ詣でるぞ!と意気込んだが、僕は今まで初詣という初詣に行った経験がなかった。
神様には頼らないぞという九州男児な考えがあった。

お正月に初詣に行くという経験がないため、ルールやマナーを知らなかった。

そこで経験者の神田に教えてもらった。

神田曰く、
・鳥居をくぐるときは一礼
・手水舎で手と口を清める
・お参りは二礼二拍手一礼の作法
・願いは音読しちゃダメ

と、教えてもらった。

そこまで確認したらあとはこっちのもんだ。

水飲み場のような場所で手と口を潤して、これでもかというぐらいに、こうべを垂らして鳥居を通過した。
本気の100円をお賽銭に入れ、予習済みの二礼二拍手一礼を披露した。

無事に、神様に叱られないお参りをやり切った。

お参りも済み、みんな大好き御神籤の時間となった。
こちらも、本気の100円に希望を託し御神籤を引いた。

吉だった。

多分、普通ってことだろう。

御神籤のアドバイス欄には可もなく不可もない、なんか御神籤ぽいことが書いてあった。

神田も吉で2人揃って特段話のネタになるような結果ではなかった。
芸人としては大凶だったかもしれない。

大國魂神社から帰る際、神田は鳥居があるにも関わらず、一礼をしていなかった。
僕がしている姿を見て、思い出したように苦笑いを浮かべ一礼をしていた。

初詣のイロハを教えてくれた師匠を弟子が超えた瞬間であった。

そこから電車に乗り、花園神社がある新宿に向かった。
パワスポ初詣のはしご旅である。

ただ、ここで1つの疑問が生じた。

年の1発目にお参りするから初詣と呼ばれているが、2番目だと初じゃなくね?
二詣じゃね?
二詣なんかダサくね?
弍詣なら字面的にまだ許せるか。
ということで、弍詣に名称を変更し花園神社に向かった。

お参りの列に並んでいると、今年の本厄、前厄後厄の一覧が表記されているものがあった。

その一覧表を見て、神田が”俺今年厄年やん!”と言っていた。
指さす方を見ると、女性・33歳・さる年を指さしていた。
神田は年齢も性別も違うものに危機感を覚えていた。

今年も相方は調子が良さそうだと安心した。

花園神社でもお参りをした。

パワスポということで、少し奮発をして100円玉にプラス5円も付けた。
なんか5円は縁起がいいとかどうとか聞いたことがあった。
多分、5円に願掛けの語呂合わせをかけているのだろう。
5円=誤冤ということだろう。

誤冤?はあ?どういうこと?

それだったら"ご縁がありますように"の語呂合わせにした方がいいのにな、とモヤモヤしながら二礼二拍手一礼を済ませた。

花園神社の境内には本殿以外にも、ちっちゃい神社もあった。
そのちっちゃい神社は、京都の伏見稲荷大社ばりの鳥居が並んでいた。

めっちゃ鳥居。めちゃ鳥!

その鳥居1つ1つに律儀に一礼をしていたら神田にツッコまれた。
こっちは教えてもらった通りにしただけなのに。

初詣は難しい。

だが、なんとか新年の儀を終えることができた。

神様は味方につけた。
今年は売れるでしかない。

弐詣した今年に結果が出ないようなら、来年は参詣を超えて肆詣しようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?