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数字や文字を扱う

今回はプログラムの中で数字や文字を扱う方法について解説していきます。

プログラミングでは、文字や数字を頻繁に扱います。
そのために必要になってくるものが、「変数」と呼ばれるものです。
変数は、文字や数字をその中に代入してプログラム内でくっつけたり切り離したりするために使います。

数学で、x=1という数式を見たことはありますよね?
これは「x」の中には「1」という数字が入っているということを表しています。
プログラミングでは少し違って、x=1という数式を書くと、「x」の中に「1」という数字を代入するという意味になります。

変数に数字を代入する
それでは早速プログラムを書いて確認してみましょう。

メモ帳を開き、「変数.vbs」という名前でファイルを作成し、
以下のように書いてみます。
(見やすくするために背景とフォントは変えています。)

これを実行してみると、
メッセージボックスで「1」と表示されると思います。

このプログラムの説明
①xに1を代入
②MsgBoxでxの内容を表示

前回MsgBoxは様々な用途があると伝えましたがこのように、変数の値を確認するときなどにも使うことができます。


変数の中で計算する
変数の中には以下のように式を代入することもできます。

表示される値は「2」となります。

このプログラムの説明
①xに1+1を代入
②MsgBoxでxの内容を表示


変数同士の計算
変数同士を計算することもできます。

表示される数字は「3」となります。

このプログラムの説明
①xに1を代入
②yに2を代入
③zにx+yを代入
④MsgBoxでzの内容を表示

ちなみにメッセージボックスの中で計算させることも可能です。


変数を宣言する
ここまでやってきませんでしたが、
プログラムでは「変数を宣言する」必要があります。
vbsでは宣言しなくてもプログラムが動く仕様となっていますが、変数を宣言しないと、どのような変数を使っているかなどがわからなくなってしまう可能性があります。
そのため、変数の宣言は必ず行うようにしましょう。

Option Explicit
↑この文字列をプログラムの一番上に書き込むことで、宣言をしていない変数があった場合にエラーで知らせてくれるようになります。
vbsのプログラムを書く際はおまじないのように書くようにしましょう。

変数は、
Dim 変数名
と書くことで宣言ができます。


文字列を代入する
次は、変数の中に文字列を代入してみましょう。
MsgBoxの紹介でも使用していましたが、文字列を代入するためには、
「"」(ダブルクォーテーション)で文字列を囲む必要があります。

実行すると「リンゴです」が表示されます。


文字列を結合する
数字の計算のように文字列同士を結合させることもできます。
文字列を結合させるときは「&」を使います。
(+でも結合はできますがややこしいのでここでは&を使います。)

実行すると「これはリンゴです」が表示されます。


まとめ

いかがだったでしょうか。
今回の変数もプログラミングにとっては、なくてはならないものとなりますのでしっかりと頭の中に入れておきましょう。
次回は計算について深堀していくつもりです!


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