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【音楽】初めてCOUNTDOWN JAPANに行った

とても今更の話になるが、2022年12月31日大晦日にCOUNTDOWN JAPAN 22/23 通称 "CDJ" に初めて行った。

昔は小箱のサーキットフェスによく行っていたり、夏フェスにも何度か行ったことがあるけど、CDJは今まで経験したフェスとは雰囲気も作りもテイストも全く違うもので 新鮮に楽しかった。

ただ、予習が足りず色々反省点も多かったのが事実。
次回行く時にまた思い出せるように、楽しかった思い出を学んだことと共にここに残しておこうと思う。

ちまちま書いていたら、もう一ヶ月半経ってしまった上になんだかとても長文になってしまった。
よかったらお付き合いください。

開演前は反省点だらけ

13:00 海浜幕張駅前にて友人と待ち合わせ。

この日最初のお目当ては14:10から始まるGALAXY STAGEのオープニングアクト "レトロリロン" だったので、寝溜めするべくその時間に間に合うギリギリのラインにした。

まず、電車を降りてから改札外に出るまでに5分以上かかった。
わかってはいたけど想像以上に人が多い。舞浜駅の朝かと思った。

駅から入場ゲートまでは陸橋を使って体感徒歩10〜15分程。
検温をし、チケットと顔写真の提示をして入場。とてもスムーズ。


手荷物はクロークに預けることに。
2人分の大きめリュックとコートが余裕で入るサイズ感の袋を貰えるので、同行者と割り勘で十分足りると思う。

(コインロッカーもあるけど数が少ないし、日を跨ぐと結局追加料金がかかるのでクローク割り勘の方が個人的にはおすすめ)

グッズを買って着替えて手荷物全部クロークに預けて出発!
…の算段だったが、まずここで一つ目の反省点。


反省点①:オフィシャルグッズ予約してなかった


CDJオフィシャルグッズは、事前予約しておくと当日グッズ列に並ばずに受け取れるシステムがある。
舐めていた私達はこの工程を完全に無視し、当日買えばいいや〜と脳天気に会場入りした結果、グッズ列のエグさに目眩がしたのだった。(アーティストグッズの列はピンキリだけど、基本あまり列は長くなかった)

今からここに並んではオープニングアクトに間に合わないぞ〜ということで、とりあえず手荷物をクロークに預けてそのままの格好でGALAXY STAGEに向かった。
正直グッズを買わなくてもギリギリだった。


反省点②:待ち合わせの時間は余裕をもった方がいい(当たり前)


レトロリロンのかっけぇかっけぇステージにほくほくしながら、意を決してグッズ列へ。

並んでいる間にみるみる売り切れていくグッズ達。
列中盤の時点でロンTは全種類売り切れていた。怖い。これだけ並んで何も買えなかったらどうしよう…という不安がよぎる。売り切れの一報が入る度に周りもザワザワ。

幸い、候補のスウェットが生き残っていたので無事購入。

XLをダボダボで着た。とても可愛い。

結果並んだ時間は約40分強。マジでオフィシャルグッズは予約した方がいい。
 

ステージ以外のブースの話

飲食関係

フェスといえばフェス飯。
約16時間滞在していたこと、そして何より大晦日と元旦という特別な日で気が大きくなっていたため、沢山食べて沢山飲んだ。

ハム焼とビールで開幕。おやつに生キウイサワー、夜ご飯にはソーキそば

年越しソーキそば

テンションが上がってきたところにレッドブルウォッカをぶち込み、2022年を一時間切った辺りでビール納め

あちこちでビール売ってて有難い

年越し後には牛とろ丼、眠気覚ましのレッドブルウォッカ等々…
食べて飲んでライブ見てを繰り返す "ご褒美" としか言いようがない欲まみれの幸せな一夜だった。

しかしながらここでも一つ反省点が。


反省点③:升酒のタイミングを逃す


お馴染み磯蔵酒造の升酒は年越し後に飲もう!と友人と企んでいたが、時すでに遅し。
気付いた時には売り切れていた。升どころか大吟醸も売り切れていた。これは悔しい。悔しすぎる。

かろうじて残っていたにごり生原酒を紙コップで有り難くいただいた。こちらもまた美味しい。十分だ。
次回は真っ先に升酒をぶち込もうと思う。
 

その他ブース

空き時間にも楽しめる場所がいろいろある。

後半眠気に負けてしまうのではと心配だったが、いろいろ回っていたらなんだかんだ全く眠気に襲われることなく終演まで乗り切れた。


フォトスポットはいつどこを見てもなかなか並んでいた。
カウントダウン神社は、参拝列は非常にスムーズだが(そりゃあそう)こちらも撮影列は常に行列の様子。

一回300円でオリジナルグッズが手に入るカウントダウンガチャは、最終日ということもあってか気付いた時には撤収されていた。狙ってる場合は早めに行った方が良さそう。

年越し後はフードエリアで仮眠している人が結構いた。
カウントダウンアクト後のEARTH STAGEにはリクライニングチェアが設置されるので、そこでも仮眠出来るようになっていた。
あとマッサージブースが意外に盛況だったのも印象的。


私は寄せ書きスペースが意外と好きでいつもついつい書いてしまう。見るのも面白い。
年越し後はかなり空いていたので暇を持て余した時にオススメ。

個人的にグッときたのは 過去の出演アーティストの寄せ書きが飾られている場所。
ぼーっと眺めていたら、既に解散している大好きなバンドを発見…!

赤色のグリッター(と、さよ今)

客としてカメラマンとして人生で一番追いかけたバンド(の文字)との再会。
当時CDJで見れなかった悔しさが今更蘇ってきた。
 

大満足のステージ

この日に見れたのは全部で10バンド。
グッズに並んでいてmiwaが見れなかったり、被りで諦めたところもあったが、割と満足いく周り方が出来た。

ステージは3つ。
やはり夏フェスと違ってステージ間の移動距離が短いのが何よりの魅力。

14:10 レトロリロン(GALAXY STAGE)

ROAD TO ROCK IN JAPANで優勝し 2022年のロッキンに出演出来る予定だったものの、台風で中止になってしまったため今回振替出演。
秋頃にハマったばかりのバンドだったから運良くタイムリーに見れてめちゃくちゃラッキー!

一曲目が一番好きな曲『Restart?』で、準備運動の隙も与えられず一気にテンションブチ上がり。

音源で聴く何倍もかっこいい。初めてこの曲と出会った時を超えるときめきを感じた。
3曲あっという間だったな。絶対またライブ見たい。
 

15:55 キュウソネコカミ(EARTH STAGE)

いつかのロッキンぶりに生でキュウソを見た。
私が見る時はいつもバチバチのフェスセトリで、恥ずかしながらああいうまさに "ロックバンド" な一面をこの目で見るのは初めてだった。

5人でこのステージに戻ってきたということ、セトリ、セイヤさんのMC全てが相まって初めてキュウソで泣いた。
追ってなかった私がこうなっているのだから、ファンの人達はどれほどの気持ちなんだろう。

セイヤさんの「キュウソを続けることが俺らの夢」という言葉に胸を打たれたので、これからまたキュウソを応援しようと思う。
 

17:10 おいしくるメロンパン(GALAXY STAGE)

こちらは友達のお目当て。
事前に予習していて好きだなぁと思った『look at the sea』と『Utopia』が聴けて嬉しかった。

あと『シュガーサーフ』がかっちょいい。特にベース。良過ぎ。
音源で聴く印象と全く違くて、良い意味で裏切られた。
どこかのコメントで見た通りロールキャベツ系バンドという感じ。
 

19:40 オレンジスパイニクラブ(COSMO STAGE)

所謂 "キンモクセイしか知らんタイプのにわか" だったので、これを機に予習してみるか~と聴き始めて結構ハマった。

特に気になっていた『モザイク』生で聴いて完全に心奪われた。

ゴムの付け方も知らんガキが
なんで数年後死にたくなんだ
モザイク / オレンジスパイニクラブ

パワーワードでありながら、かなり本質を突いた歌詞。
オレスパはどの曲も歌詞が良いな。好み。

こちらも音源の印象より結構音重めの部分があって意外だった。後々調べて、前身バンドでパンクロックをやっていたことを知り納得。
 

20:15 打首獄門同好会(EARTH STAGE)

興味本位で見たら衝撃の出会いをしてしまった。

打首は遠い昔 なんかの拍子に見た『デリシャスティック』しか知らなかったので、EARTH STAGEに足を踏み入れたらお遍路さんが演奏していてびっくりしちゃった。

演奏がかっこいいのはもちろんのこと、どの曲もおもろかっこいいし、でっかいモニターに映る映像も面白い。
本当はちょっと見て抜けるつもりだったけど、私も友達もその世界観に完全に引き込まれてしまって結果余裕で最後まで見た。

気付いたら一緒にスクワットしていたし、きのこたけのこ戦争にも参加した。
こりゃあライブが楽しいに決まっている。

それからというもの、通勤中は思わず「はたらきたくない」を聴くようになってしまった。
こういうひょんな出会いがフェスの醍醐味。
 

21:20 サンボマスター(EARTH STAGE)

この日初めての前方エリア。
抽選で当たると、予め指定された区画(結構狭い)の中で見ることが出来る。

ロックンロールが何かはイマイチわからないけど、サンボマスターがロックンロールだということだけは分かる。知っている。
サンボの音楽と 山口さんの発する言葉には 嘘や、綺麗事や、薄っぺらさが一つもない。

この日の私は、サンボマスターに救われに行ったようなものだった。
サンボマスターのライブほど生きる気力を沸き立たせてくれるものに出会ったことがない。

「全員優勝」「あなたは花束」「生きててくれてありがとう」「勝手に死んでんじゃねーぞ」
そんな、現実では言うことも言われることもない熱くて真っ直ぐな言葉を浴びせてくれて、噛みしめるようにこちらも応える。(今は声出せないけど)

感情が揺さぶられて嘘みたいにボロボロ泣いた。
ライブが終わって隣を見たら友人も泣いていた。顔を見合わせてまた一緒に泣いた。

死にたくなったらサンボマスターのライブを見た方がいい。
 

22:25 10-FEET(EARTH STAGE)

超超超久しぶりの10-FEET。
相変わらずアツくてかっこよくて面白くて優しさに溢れたバンドだった。

悔しいこと悲しいことがあった時に耳を塞ぐように爆音で聴く『VIBES BY VIBES』が一曲目で、より「ほ、ほんものだ~!」の感情がデカかった。
ずっとイヤホンで聴いてた音楽がそこで鳴っているというのは、何度体験しても不思議な気持ちになるものだ。

大好きな『RIVER』も聴けて大満足。年々この曲が染みるようになっていくなぁ。
 

23:40 ジェニーハイ(GALAXY STAGE)

メインイベントの年越し。初めてのジェニーハイ。

面白いとかっこいいが入り乱れる、まさに音を楽しんでいるステージでたまらなく良かった。こりゃあ生で見たくなるバンドだ。
曲がおしゃれ。

カウントダウン直前まで即興演奏しててビビったけど、笑ってノって最高の気分で2023年を迎えられた。
そのグダグダさえも楽しくて愛おしい。ジェニーハイを選んでよかった!

24:55 THE BAWDIES(GALAXY STAGE)

前方エリア。大本命。

ちょっっっとかっこよすぎるな…
内面から踊らせてくるというか、思わず体が動いちゃうソウルフルなロックンロールを全身に浴びた。適当に喋ってるようでガチな感想。

JIMさんの目の前の4列目だったんだけど、バッチバチにかっこいい演奏をする上にチャーミングさも兼ね備えてて、なんて魅力的なパフォーマンスをする人なんだと釘付けになってしまった。

BAWDIESを好きになったきっかけの『ROCK ME BABY』を聴けたし、一年の始まりに『A NEW DAY IS COMIN'』を聴けたのもなんだか嬉しかった。

HOTDOG劇場もご健在で何より。おふざけも全力なのが良い。
 

28:10 Awesome City Club(GALAXY STAGE)

ど真ん中の2列目で贅沢な締めのステージ。

好きな曲だらけのセトリ。大好きな『アウトサイダー』と『Don't Think,Feel』が聴けて大満足。
『勿忘』はアカペラ入りのアレンジが鳥肌もんだった。圧巻。

『Setting Sail』でしっとり終わったのも、夜更けの雰囲気に合っていて良かった。
 

公演終了後

オーサムのステージが終わり、余韻もそこそこにすぐクロークから荷物を取り出し外へ。

なんだかもう朝を迎えた気分でいたから、まだ全然夜中の暗さでびっくり。そして寒い。冬だということすらちょっと忘れてた。

駅に着くと、構内への入場規制が行われていた。
その甲斐あってか、始発間もない時間帯で本数も少ない中でも意外とぎゅうぎゅう詰めの満員電車という程ではなかった。
やはり慣れている。駅員さんには感謝しかない。


そんなこんなで私の初CDJは幕を閉じた。


大好きな音楽を思う存分浴び、美味しいものを食べて飲んで、一年頑張ったご褒美として存分に楽しむことが出来た。
コロナ禍の収束が垣間見えたのも嬉しかったな。久しぶりのフェスがCDJでよかった。

一緒に行った初フェスの友人も「ロッキンも行きましょう!!」と魅力に見事ハマったご様子。嬉しいね。

来年も心からこの日を楽しめるように、また一年間頑張る。
まずは夏のロッキンに向けて!

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