vol.5 【サンドリ①】

 初めて聴いたラジオは『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』、通称「サンドリ」。
 サンドリは2010年4月からスタート。JFN系列で毎週日曜20時から2時間、元猿岩石の有吉弘行さんと月替わりで太田プロの芸人さんをアシスタントとして置き放送しているラジオ番組。
 
 聴き始めたのは2011年10月30日の放送。
 当時麦芽としてコンビで活動していた鈴木奈都さんがアシスタント。
 メールテーマは「ハッピーハロウィン」でゴーストバスターズのテーマソングが流れていた。
 鈴木奈都さんが有吉さんの後輩ながら同い年としてバランスよく突っ込みを入れていた。

 当時のコーナーは「あだ名のコーナー」、「ヒジキ」、「アイツこんなこと言ってました」、「もしガガ」。
 「あだ名のコーナー」は、有吉さんが再ブレイクのきっかけの一つとなった芸能人のあだ名をリスナーに考えてもらうコーナー。
 「ヒジキ」は、当時公開されていた大ヒット映画「モテキ」を有吉さんが「俺はモテ期じゃなくて、ひじきを食べるヒジ期だね」と失言してしまったことから発足したコーナー。
 「アイツこんなこと言ってました」は、「テレビ、ラジオ、雑誌、ブログ、ツイッターなどで芸能人がこんなことを言ってましたよ」と有吉さんにチクリを入れるコーナー。
 「もしガガ」は、「もしレディーガガが日本の有名人にツッコミを入れたら」略してもしガガ。

 まあ、説明してもわかりにくいので、当時の放送を聴けるなら聴いてほしいが、わかりやすく言うと、4つのコーナーのうち3つが芸能人の悪口を言うコーナーだった。
 今なら即ネットニュースになってしまいそうな悪口を、当時のリスナー、サンドリでは「ゲスナー」が送り、有吉さんが読むことで更に面白さが拡大するというものだった。
 
 当時のゲスナーさんたちは本当に面白く(今が面白くないって訳ではない)、読まれるメールが輝いて聴こえた。
 さんぺい、ブヒー童貞トン、島根の超包茎、食べるサラダ、ぺけみに、ダマシ屋スケシン、他力本願寺の子、レペゼン秩父、ムスカの弟、とびっこ、ケツ出しエッフェル塔、たへぇ~、レツゴー万引きGメン、扶養義務などなど(敬称略)。
 この人たちのラジオネームが読まれるだけでワクワクし、そのメールに期待する。週に1回、そんな時間が待ち遠しくなった。
 


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