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no42 メモ 現代版ロビンソンクルーソー

CNNの報道の中にこんな記事が! こんな生活に憧れるのだが! 果たして30年萌え続くだろうか?決して自分に当てはめてはいけないと感じるが! 置かれて見ないとわからないな!
でも羨ましい! 青い海!青い空! 言葉を交わす相手は小鳥! 時間という考えはなくなり! 太陽の位置! 風の強さ! 風の向き! 風によって運ばれる温度! 本を読むスポーツ! 考え方! 自分との向き合い! 他人がいない世界! 触れ合えない寂しさ! 想像したい‼️

マウロ・モランディさん(81)は、30年以上もの間、地中海に浮かぶ美しい島に1人で住んでいる。モランディさんは、ここ数週間、この孤立した場所にある自分の小屋から、新型コロナウイルスの危機が世界中に広がる様子を見守ってきた。
元教師のモランディさんは31年前、イタリアからポリネシアに向かう航海の途中、イタリア西部サルデーニャ島沖のブデッリ島に偶然たどり着いた。モランディさんは、自然のままの環礁の透明な海やサンゴ砂、美しい夕焼けに魅せられ、この島に定住することを決めた。
その後間もなく、前任者から島の管理人を引き継いだ。81歳の今も同島に1人で住み続けるモランディさんは、「イタリアのロビンソン・クルーソー」の異名を取る。
毎晩、石造りの古い小屋で眠り、朝は母なる自然の中で目覚める。森や断崖の探索を楽しみ、朝食時には台所の小さな窓から出入りする鳥たちと会話をする。

そんなモランディさんもニュースは欠かさずチェックしており、コロナウイルスの拡散を受け、まずイタリア本土が封鎖され、その後、世界の他の国々も封鎖されたことを知った。
島での孤独な生活について、モランディさんは、今自分は「地球上で最も安全な場所」にいる気分だと語る。またモランディさんは、孤立との最適な向き合い方についていくつかのヒントを提供したいと考えている。
モランディさんは、外部との唯一の通信手段である携帯電話でインタビューに答えた。モランディさんは「私は大丈夫。怖くはない」と述べ、「ここにいれば安全だ。この島が守ってくれるので危険は全くない。誰も上陸しないし、1隻のボートすら見かけない」と付け加えた。
モランディさんが今一番気にしているのは、地元である北イタリアのモデナで暮らす家族や友人の生活や健康だ。モデナはイタリアでコロナウイルスの被害が最も大きい地域のひとつだ。

「彼らは非常に厳しい局面を迎えている」とモランディさんは言う。
イタリアでコロナウイルスが発生して以来、モランディさんの生活にほとんど変化はない。イタリア政府による厳しい規制のため、イタリア本土から食べ物が運ばれてくるまでの時間が以前よりも長くなった程度だ。
独り暮らしのモランディさんは、海を眺め、澄んだ空気を吸い、まきを集め、食事の支度をし、そして、もちろん、写真共有サイト「インスタグラム」に写真を投稿して1日を過ごす。
「退屈なので、暇つぶしにビーチや野生動物や風景の写真を撮り、その写真を編集してソーシャルメディアやインスタグラムに投稿している」とモランディさんは言う。モランディさんは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によりイタリアやその他の場所で孤独な生活を強いられている人々にいくつかのアドバイスがある。数週間自宅にこもることなど、全くうろたえるようなことではなく、むしろ内省の訓練をする好機ととらえるべきだ、とモランディさんは指摘する。
これはモランディさん自身の経験談だという。モランディさんは島全体を独り占めしているが、地中海の冬も厳しいことがあり、何カ月も小屋に閉じこもって生活する。
「毎年冬は自宅に閉じこもり、何カ月間も島の中を歩き回ることはない。その代わり、キャノピー(張り出し屋根)の下のフロントポーチで時間をつぶす。たかが2週間自宅にいることができないだって? そんなの馬鹿げている」(モランディさん)モランディさんは、「私は本をたくさん読み、よく考える」「もし、異なった光の下で物事を見始めたなら、自分の送ってきた人生がどれほどみじめなものだったのか、自分がいかに悪人だったのか、どれほどひどいことをしてきたのかといったことについて考えが行き着いてしまうかもしれない」と語る。
モランディさんによれば、昔は欧州中を毎年旅していたが、いまでは孤独な島人となった。これも内省の影響だという。
モランディさんは「わたしはもう旅をする気分にはならない、興味もない。私が理解したのは、すべての旅の中で最も美しく、危険で、波乱に富み、満足いく旅というものは、どこの居間に座っていようと、あるいは、ブッデリ島のキャノピーの下にいようが、自分自身の中にあるものだからだ」と指摘。自宅にいて何もすることがないというのが多くの人にとって難しい場合があるのはそうした理由もあるのではないかと語った。

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