[読書記録]2023年2月に読んだ本

驚いたことに、2月がもう終わってました!今回も記録できたものだけ書いておきます。この他に、あんびるやすこさんの「魔法の庭」シリーズや、お仕事関係の調べ物をするための本などを読みました。

桔梗有香子『かわいいねりきり』(日東書院、2018)

和菓子の煉り切りを家庭でも作れるようにやさしく解説。季節感のある可愛い和菓子ばかり。工程ひとつひとつの状態が並んだ写真があってわかりやすい。餡の包み方や、ぼかしの入った生地の作り方などがわかってとても参考になりました。

虎屋文庫『ようかん』(新潮社、2019)

こ、この本はすごい。羊羹で有名な虎屋の資料室が作った羊羹の本です。羊羹の歴史、各地の羊羹、原材料、羊羹が出てくる文学作品など、羊羹の全てを語り尽くすような本。羊羹の写真も豊富で、練羊羹、水羊羹、蒸羊羹の質感の違いも伝わってきます。
この『ようかん』に紹介されている羊羹の写真の中で、パッと見てすぐに素敵だなと思ったのが、月の満ち欠けを表した羊羹「月の眺」。一竿の羊羹の中に月の満ち欠けが表現されていて、羊羹を一切れ切るたびに、羊羹の断面に浮かぶ月の形が変わっていくんです。すごいアイディアですね!素敵すぎます!

長倉洋海『草原が大好き ダリアちゃん』(アリス館、2023)

シベリアでトナカイを飼う家の5歳の女の子ダリア。テントに住み、トナカイの食べ物のために少しずつ移動しながら暮らす。トナカイに支えられた衣食住、常に大地と共にある生活。元気一杯の子どもと逞しく落ち着いた表情の両親が素敵。

いとうひろし『バンバンバンバンバンソウコウ』(ポプラ社、2023)

「バンバン バンバン バンソウコウ、ころんだ ときには バンソウコウ....」とリズミカルな言葉に乗って楽しく読める絵本。優しい色合いのカラフルな画面も魅力。絆創膏貼るの楽しいですよね。読み聞かせに使ってみたいです。

宮崎祥子、白松清之『かまぼこができるまで』(岩崎書店、2014)

小田原のかまぼこ屋さんで、職人さんが魚をすり身にしてかまぼこに仕上げていく過程を豊富な写真で紹介。見事な職人の技にびっくり。話しかけてくるような文章もいい。読み聞かせしたら子どもたちが興味を持ってくれるかな?

平山暉彦『のびるじどうしゃ』(福音館書店、2020)

月刊誌『かがくのとも』を絵本にしたもの。登場するのは様々な「伸びる」機能を持つ車たち。仕事に合わせて車体のどこかが伸びます!この仕事をするためにはどこが伸びるのかな?と予想する楽しみがあり、意外な機能に驚きます。面白い本です。

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