転職事例➀ 大手からベンチャーへ


弊社が転職のご支援させていただいた事例で、印象深かった事例を御紹介させて頂きます。
これから転職を考えている方の参考になれば幸いです。

候補者様ご経歴A氏。40代男性。
学院卒業後→新卒で大手ハウスメーカーに入社。
設計職として20年従事。数年間本社で商品企画の経験もあり。

初面談時

「現社で満足しており、特に転職を考えているわけではない。参考までに話を聞きに来た。」
というスタンスの方でした。
これまで何度もスカウト会社から声を掛けられていたが、すべて断っていたとのこと。
現社の給与水準が高く、東京の設計責任者として地位もあったので、それを捨ててまで転職をする理由は、今まで紹介された会社にはなかったと判断したそうです。
今回ご提案させていただいたのが創立6年の成長中のベンチャー工務店です。
現社より遥かに規模が小さい会社でしたが、元々SNSを通じてこの会社の造る家を知っていたらしく、「凄くいい家を作るな。」と一目置いていたそうです。
社長の年齢が近いこともあり、ひとまずクライアント会社との面談に進むことになりました。

クライアント企業との1次面談

お互い意気投合し、2時間以上の面談でした。
技術畑出身の社長なので、双方の家作りに対する思いや考え方が見事に合致していました。
面談後に候補者から、「設計士として久しぶりにワクワクしました。」との言葉が聞けました。
ですが、凄く良い会社だという思いはあるものの、現社で退職金が2000万近く入るので後ろ髪をひかれるとのことでした。
企業からは、「実績も人柄も素晴らしい方で、是非入社していただきたい。」
と最高の評価が出ましたが、「Aさんの立場を考えると難しいですよね・・・。」と弱気でした。

クライアント企業との2次面談

2次面談では、具体的な年収や役職が提示されました。
年収1000万、部長職でのオファーでした。
A氏の現年収と比較すると微増ではありましたが、企業からの最大限の誠意でした。
「これから会社を大きくしていくために、どうしてもAさんの力が必要です。来てくれませんか。」
社長の想いがこもった一言でした。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
と、二つ返事でA氏が答えました。
社長の誠意が実を結んだ瞬間でした。

転職の決め手

転職の決め手になったポイントが3つあったそうです。

1.こだわった家づくりができる
2.上のポジションにいける
3.本当に自分が求められている場所で活躍したい

1については、ハウスメーカーならではの画一的な家づくりに飽きていたので、設計士としていい家が作りたかった。
2については、前社で技術職で在籍していると部長以上に上がれないので、上のポジションで勝負したいという気持ちが強かった。
3については、前社でももちろん必要とされていたと思うが、自分の代わりはいくらでもいた。自分が必要だと言う社長の言葉に心を打たれた。

A氏が転職してから1年半、現在は統括部長として社長の右腕となり活躍しているそうです。

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