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Jリーグ試合分析

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#川崎フロンターレ

川崎フロンターレvsFC東京~根付いていないスタイル~[Jリーグ第5節]

代表ウィーク明けの3連戦。多摩川クラシコでスタートです。 メンバー・川崎フロンターレ 3連敗中の川崎。鹿島戦からスタメン5人変更し、今季初の4-2-3-1でスタート。瀬川と遠野が初のスタメン。マルシーニョは出場停止だが、エリソンが3試合ぶりの復帰。 ・FC東京 前節福岡戦と同じセットで代表組に休みなし。小柏とディエゴが復帰して火力もりもりのベンチに。エンリケはどこへ。 拘りすぎた狙い撃ちFC東京の保持から。 川崎はトップ下の脇坂を押し出して4-4-2で被保持。2トップ

FC東京vs川崎フロンターレ~目指す強さは川の向こうに~[Jリーグ第34節]

1年間ありがとうございました!、ということで川崎フロンターレ戦です。多摩川クラシコです。最終節です。 FC東京の前節は名古屋グランパス戦。永井にやられて1-2で敗戦。FC東京が支配した時間もあったが、試合全体を見ると名古屋の方がボールを持たせながら上手く戦っていた。あと引いた相手を崩すのは難しいよねっていう。これでACL出場は消滅。 川崎フロンターレの前節はヴィッセル神戸戦。終盤の家長のPKで2-1で競り勝って3連勝。ただ、ホームでは8連勝と驚異的な強さだが、アウェイでは

川崎フロンターレvsFC東京~旅の始まり~[J1リーグ第1節]

さあFC東京新時代の幕開けです! メンバー川崎はスーパーカップの後半と同じメンバー。 FC東京はコロナの影響で森重、中村、東、高萩、山下、アダイウトンが欠場。CBは木本とエンリケの新加入コンビ。右SBには中盤からコンバートされた渡邊。そして松木が高卒で開幕戦スタメンデビューとなった。 (1)支配された20分・FC東京のビルドアップ FC東京は立ち上がりから川崎のプレスを回避できず、危ないボールロストを繰り返した。 川崎はWGの家長とマルシーニョがCBにSBのコースを切り

川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌~王者を苦しめた札幌の戦術~[J1リーグ第14節]

今回は川崎フロンターレvsコンサドーレ札幌の一戦の分析です。 リーグ戦21戦無敗と圧倒的な強さを持つ川崎ですが、札幌は昨シーズン唯一ホームで黒星を喫した相手です。 この試合も前半は互角の展開、むしろ試合のペースを握ったのは札幌の方といえるかもしれません。後半に川崎が2ゴールを決め勝利を収めますが、札幌は王者を十分に苦しめる戦いを見せました。 この記事では川崎を苦しめた札幌のビルドアップの構造と攻撃の狙いについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください! 試合概要スタメ