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Jリーグ試合分析

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2022年4月の記事一覧

FC東京vs名古屋グランパス~おかえり健太さん~[Jリーグ第2節]

コロナウイルスの影響で延期となっていた第2節の名古屋グランパス戦。その名古屋を率いる監督は長谷川健太。FC東京に、FC東京サポーターに多くの興奮、喜び、悔しさ、そしてタイトルをもたらした健太さんが味の素スタジアムに帰ってきた。 それだけにこの試合はFC東京にとって特別な試合だ。名古屋に、健太さんに勝つ! 試合概要メンバー ・FC東京 前節の札幌戦はなかなかチャンスを作り出すことができずに0-0。これで2試合連続のスコアレスドローとなった。その前節からのスタメン変更は左W

北海道コンサドーレ札幌vsFC東京~VSマンツーマン再び~[Jリーグ9節]

試合概要スタメン ・コンサドーレ札幌 前節の名古屋戦で今季初勝利。その試合からはスタメンを3枚、フォーメーションを3-4-2-1から3-4-1-2へ変更。 ・FC東京 小川が復帰。紺野に代わりスタメンに入り、渡邊が初めてWGで起用された。この起用の狙いは後述していく。 (1)機能した攻撃、しなかった攻撃 札幌は今季のリーグ戦ではすべて3-4-2-1を採用してきたが、この試合では3-4-1-2に変更。2トップ+トップ下にすることでFC東京の2CB+アンカーに上手くマークを

FC東京vs浦和レッズ~長所を消してでも…~[Jリーグ第8節]

3連戦最終戦です。 試合概要FC東京は前節からスタメン3枚変更。木本、東、アダイウトンに代えてエンリケ、松木、紺野。右WG永井、左WG紺野の組み合わせは今季初。 浦和の前節は退場者を出したこともあり清水に追いつかれてドロー。その試合からはスタメン4枚変更。 (1)重心を下げる守備前節の神戸戦、前々節の横浜FM戦とアンカー脇のスペースを使われてプレスをはがされたFC東京。それを受けてこの試合では守備時にはIHの安部を少し下げて、青木と安部の2CHとなる4-2-3-1を採用

FC東京vsヴィッセル神戸〜貫くスタイル変える形〜[Jリーグ7節]

過密日程はしんどいでよってことで神戸戦です。 試合概要FC東京は勝負の4月の2試合目。前節の横浜FM戦では開幕戦以来の黒星となった。この負けをズルズルと引きずることなく戦えるか、チームの進化が問われる。スタメンは3枚変更。紺野、エンリケ、出場停止の松木に代わり永井、渡辺、東がスタート。東は今季初スタメン、長友は初左SBだ。 神戸は開幕からまさかの8試合勝ちなし。三浦監督を解任して後任にリュイス氏が就任。しかし、初戦となった前節京都戦も1-3で敗れ、これで4分4敗となった。

横浜F・マリノスvsFC東京~問題点が呼び込んだ退場劇~[J1リーグ第6節]

代表WEEKを挟んで2週間ぶりのリーグ戦。FC東京からは松木がU21、長友がA代表に招集された。2人の成績は次の通り。 日本代表はW杯出場を決めた。おめでとう!長友さんバモォ!! またこの代表WEEK期間に2つのニュースがあった。 1つが橋本拳人のヴィッセル神戸移籍。もちろんFC東京に帰ってきてほしかったが、今回の移籍は特例で複雑な背景もあったみたいだししょうがない。タイミングも悪かった。 もう1つが内田宅哉が名古屋グランパスへレンタル移籍。普通は出場機会のない選手の