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#109 無限動力と国際協調の関係性

 先日近所の小さな公園が改修されたので、娘と遊びに行ってきた。以前は滑り台、回転車、ブランコなどがあったが、目の前が産婦人科で幼児向けのためか、全体的に少し小ぶりな遊具に変更されていて、小学校高学年になりつつある娘にとっては少し物足りない内容だった。

 ただ、その中であまり見たことのない遊具があった。UFOのような、何とも言えない形をしている器具。写真ではわかりにくいが、地軸に対して少し傾いた角度で取り付けられている。何となく回転して遊ぶんだろうなーというのはわかるのだが、あまり面白そうには思えなかった。

UFOのような器具

あまり期待せずに娘と乗ってみた。回転し始めの時は普通に回転し始めるのだが、少しするとある事に気づき焦り始める。それは自分で止められないのだ。外から見ているとわからないが、地軸に対して少し傾いているため、遠心力が付いたときに腹筋や背筋などバランスを取ろうとして自分で加速してしまうため、強制的にフラフープをさせられている感じで止めることができない。

ハマる娘

 私たち親子は10分足らずで二人とも気持ち悪くなり、バトミントンをすることにした。しかし、そのバトミントンをしている間にも何人かの子供や親が乗っては、自分で止めれられなくなって助けを求めていた。こんなに身近に無限動力があるとは。。。ただ、危険すぎて近いうちに撤去されそうな気がする。

 昨今、無限動力が注目を浴びつつある。ITER(イーター)という核融合炉のプロジェクトだ。簡単に言うと地球上に小さな太陽を作ろうとしている。その研究は国際的な協調プロジェクトとなっていて、日本、米国、ロシア、中国、韓国、インド、欧州連合(EU)が参加している。

 そう、ロシア、中国、アメリカという現在戦争状態に近い国々が太陽を作るというプロジェクトに対しては国際協調をしているのだ。落合陽一さんが戦争以外やることが無いので、今後戦争が増えるという話をしていたが、本当にやるべきことができれば人間同士(少なくとも国同士)は戦争しないのかもしれないと思った。

 今人類に問われているのは、国際平和を呼びかけると同時に、国際的に協調してでも為すべきことを見つけることなのかもしれない。

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